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【レポート】AOAセミナー2023に関する報告(日本共済協会「共済と保険2024年3月号」)

日本共済協会が発行する「共済と保険」に2023年9月にAOAが開催したAOAセミナー2023に関して参加報告が掲載されました。

AOAセミナー2023 YLP参加報告

AOA事務局からのお知らせ (新体制)

AOAから会員団体の皆さまへのお知らせ

 AOA事務局の体制が4月1日より変更したことをご連絡いたします。

AOA事務局では、ここ数年AOAのイベントや広報活動で大活躍された松原努氏および山里也寸志氏がJA共済連の退職に伴いAOA事務局を3月末に去ることとなりました。また、古江美和氏もJA共済連の人事異動により事務局を去ることとなりました。この状況に対し、昨年から大坂がチームに加わり、松原の引継ぎを約半年間にわたって実施してきました。そして今年、新たなメンバーとして森本志保(もりもと・しほ)氏を迎え、AOA事務局はこれまでと同様に活動していきます。

今年は、日本での会員訪問団とアルゼンチンでのAOA総会を軸に活動を展開していきます。

皆さんの積極的なご参加を期待しております。

【AOA事務局体制】2024年4月1日以降

古和田 博子 事務局長
大坂 昇司 副事務局長 (運営全般)
松浦 竜也 総会、経理
森本 志保 広報、経理およびその他全般

 

日本の若手リーダーがAOAヤングリーダープログラム(YLP)での経験を語る

AOA YLP 2 1600 x 700

 

2023年9月、AOAはオーストラリアのシドニーでAOAセミナーを開催しました。このセミナーでは、ICMIF会員団体からの出席者により、魅力的な職場づくり、顧客(会員)経験、デジタル変革、気候変動への対応などの多様なテーマについて意見交換を行いました。セミナーの中で行われたヤングリーダープログラム(YLP)は5か国から23人の若手リーダー(YL)の参加により大きな成功を収めました。全共連から参加したヤングリーダーの猿田弘樹氏は、以下の通りに感想を述べています。

 

はじめに、昨年9月25日から27日にかけて開催されたAOAセミナー2023を通じて、貴重な出会いや対話の機会をいただき、誠にありがとうございました。

 

今回、私はAOAセミナー2023のYLPの企画・運営メンバーとして、海外からはフィリピンの1CISPのジャッキーさんと、日本ではSwiss Re と Gallagher Re の協力のもと、2023年8月から活動してきました。

 

具体的には、“Shim カード”(全共連が開発したコミュニケーションツールで、AOAセミナーでもアイスブレーカーとして紹介・デモンストレーションを行った)を中心に据えたコミュニケーションの円滑化および“YLP Movie 2023”を主体としたプログラムです。このなかで、特に私たちが拘った点は、日本のヤングリーダーにおける“言語面の懸念払拭”と“海外YL等とのコミュニケーション機会の最大化”でした。このプログラムにヤングリーダーは5か国23人が参加しました。また、CEOとのラウンドテーブルディスカッションでは5人のCEOに協力していただきました。

 

その成果は、ヤングリーダーと他の参加者間との積極的なコミュニケーションや思い出に残る500枚以上の写真をはじめ、ヤングリーダー、そして協力いただいたCEO達など多くの方の熱い思いが綴られたビデオ等を通じて、今年のYLPの目的は達成できたものと私は感じております。

 

では、私たちYLの次のミッションは何でしょうか?

ICMIF/AOA YLPは国内外問わず他団体と交流できる貴重な機会であるものの、あくまでも関係性を築くきっかけ(スタートライン)にすぎず、この3日間で築いた関係性を今後どのように継続・発展させていくかが最も重要であると感じています。また、この点についてはCEO Roundtable等を通して周囲からも強く期待されていることを実感しました。

国や言語の違いなど、大変なこともあるかもしれませんが、この関係が発展していくことがICMIF/AOAの次の未来につながると信じています。

 

帰国後より、全共連、Swiss Re、 Gallagher Reの3者で、過去にICMIF/AOAの活動に参加したことのある若手リーダーを含む、すべての日本の若手リーダーを対象とした「フォローアップ活動」を実現したいと考えています。

 

これは主に次の2つの目的があり、近い将来には海外のヤングリーダーとの連携も視野に入れて

います。

 

1. ヤングリーダーの継続的かつより強固な関係性構築のサポート

2. ICMIF/AOAセミナーで取り上げられた最近のトピックをより深く理解し、自分たちの組織に継続的に貢献する。

 

皆様の共感なしには実現できないことは重々承知しておりますので、この輪を無理なく少しずつ拡大していけるよう、働きかけていきたいと考えています。

上記のような活動を通じて、今後とも広く・深いネットワークを築けていければ幸いです。

 

改めて、思い出に残る経験をさせていただき本当にありがとうございました。

 

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

https://www.icmif.org/news_story/japanese-young-leader-shares-his-experiences-of-the-aoa-young-leader-programme/

掲載日付2024.2.26

 

 

JA共済連・JA共済総合研究所・日本農福連携協会における 「農福連携に関する包括連携協定」の締結

 

 

 

 

 

 

 

JA共済連(全国共済農業協同組合連合会・代表理事理事長 柳井二三夫)、一般社団法人JA共済総合研究所(理事長 吉村馨)および一般社団法人日本農福連携協会(会長理事 皆川芳嗣)は、令和5年4月1日付で、相互の連携・協力を通じて「農福連携」による地域・農業の持続的発展に向けた支援の取組みを実施するため、包括連携協定を締結しましたので、お知らせいたします。

 

1.概要

JA共済連は、「保障の提供」と「地域貢献活動」を通じて、組合員・地域住民の皆さまが豊かで安心して暮らすことのできる地域社会づくりをめざしてきました。
特に地域貢献活動においては、これまでも「健康で豊かな生活への貢献」に向けて、静岡県にある中伊豆リハビリテーションセンターと大分県にある別府リハビリテーションセンターを開設して、障がい者の社会復帰支援を目的に就労支援を既に50年にわたり実践しております。また、「地域・農業活性化に向けた自己改革の取組み」として、介護予防教室の開催や新規就農・労働力不足への支援など様々な活動を展開してまいりました。

一般社団法人JA共済総合研究所は、農山漁村地域における住民の生活の安定および福祉の向上に寄与することを目的に、長年農福連携に関する調査研究を行っています。

一般社団法人日本農福連携協会は、全国の農福連携に関わる団体や人々が参画でき、連携するプラットフォームとしての役割を担っており、「農福連携」に関するさまざまな情報を発信し、団体・人々をつなげ、「農福連携」の取組みを広め、発展させています。

3者による包括連携協定を通じて、障がい者の社会参加を通じた地域・農業の活性化と持続的発展、障がい者が安心して働くことができる環境の実現と、農業労働力不足の解消に向け、「農福連携」を支援してまいります。

 

2.連携内容

(1)農福連携の全国的な展開と定着に関すること

(2)農福連携の実態 の把握と分析に関すること

(3)農福連携に伴う農作業の安全・安心に関すること など

 

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

https://www.icmif.org/news_story/zenkyoren-announces-the-conclusion-of-an-agriculture-welfare-collaboration-between-ja-kyosai-research-institute-and-japan-agriculture-welfare-collaboration-association/

掲載日付2024.2.22

 

【レポート】AOAセミナー2023に関する報告(日本共済協会「共済と保険2024年1・2月号」)

日本共済協会が発行する「共済と保険」に2023年9月にAOAが開催したAOAセミナー2023に関して参加報告が掲載されました。

AOAセミナー2023 参加報告

こくみん共済 coop とコープ共済連が全国の小学校に横断旗 13,050 本を寄贈しました

Japanese members car safety initiative - Jan 2024

 こくみん共済coop<全労済>コープ共済連は、消費生活協同組合法にもとづき厚生労働省の認可を受けて設立された協同組合であり、地域社会の課題などに対して連携しながら、より豊かで安心できる社会づくりに向けて共済事業を行っています。 

コープ共済連会員生協(126生協)では、こくみん共済 coop〈全労済〉の「お車の補償」である「マイカー共済」を取り扱っており、組合員の安心なカーライフのためのお役立ちを行っております。また、コープ共済連会員生協組合員の「マイカー共済」見積もり1件につき、双方公式キャラクターがコラボした「ピットくん・コーすけコラボ横断旗」を寄贈しています。 

こくみん共済 coop〈全労済〉とコープ共済連は、この度、未来ある子どもたちを交通事故から守っていく取り組み「7 才の交通安全プロジェクト」において、2023 年9 月に全国 261 校の小学校に 13,050 本の横断旗を寄贈し、11 月 2 日(木)に寄贈先の一つである品川区立中延小学校で寄贈式と子どもの交通安全に関する意見交換会を行いました。 

こくみん共済 coop〈全労済〉とコープ共済連ではマイカー共済を通じて、引き続き、子どもたちが交通事故に遭わない社会を目指し、取り組んでまいります。 

 

7 才の交通安全プロジェクト」とは 

小学校にあがり行動範囲が広がる 7 才児は、大人よりも目線が低く、まだ十分に注意力が育まれていないために、歩行中の交通事故による死傷者数が突出して多いというデータがあります(公益財団法人交通事故総合分析センター調べ)。 

こくみん共済 coop〈全労済〉ではこのデータに着目し、未来ある子どもたちを交通事故から守るため、交通事故抑制に取り組んでいます。 

 

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

https://www.icmif.org/news_story/kokumin-kyosai-co-op-and-co-op-kyosai-collaborate-on-road-safety-initiative-for-children-in-japan/

掲載日付2024.2.6

 

AOAセミナー2023ビデオ動画の提供について

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AOA会員訪問団2024のご案内

歓迎のご挨拶

この度、JA共済連、こくみん共済coop、コープ共済連の3団体が共同ホストとなって、『AOA会員訪問団』を東京で開催することとなりました。ホスト団体より、アジア・オセアニア会員の皆さまに歓迎のご挨拶を申し上げます。

四季の移ろいがはっきりと感じられる日本では、5月は新緑に溢れ、気候も穏やかで、最もさわやかで快適な季節といわれています。このような素晴らしい季節に皆さまをお迎えできることを非常に光栄に存じます。

我々3団体は、農業者、労働者、消費者とそれぞれ異なった組合員・契約者を対象とした協同組合保険(共済)の組織です。これまでもICMIF総会やAOAセミナーなどで組織の取り組みを紹介させていただきましたが、実際にご訪問いただくことで理解が深まるのではないかと思っております。また、3団体を一度に視察することで、それぞれの組織の相違点なども知ることができ、日本の共済事情全体を知っていただく好機になることも期待されます。

近年のICMIF総会やAOAセミナーでは、会員の戦略で重視している内容が多く取り上げられてきましたが、今回の視察でも我々の取り組みの中から、特に「自然災害などへの取り組み」「SDGs」「若者の取り込み」などをご紹介できればと考えております。

ぜひ、この機会に来日いただき、視察を通じてたくさんの「実り」が皆様と私共に生まれれば幸いです。

 

         

 

 

 

JA共済連           こくみん共済coop     コープ共済連 

代表理事理事長      代表理事理事長       代表理事理事長

柳井 二二夫            打越 秋一             和田 寿昭

 

 

  1. 日  程 : 2024年5月22日(水)~ 5月23日(木)                                                                                             ※1月4日にお送りした「2024年度活動計画」から開催日が1日前倒しとなりました。                                                                                                                                                                                                                  
  2. 場  所 : 東京都、千葉県
  3. 受入会員 : JA共済連(全国共済農業協同組合連合会),  こくみん共済coop(全国労働者共済生活協同組合連合会), コープ共済連(日本コープ共済生活協同組合連合会)

  ※3団体の概要(日英)はこちらから確認できます。

       《協力団体》 日本共済協会

  1. 内容(予定)  
  • 日本の共済事情やそれぞれの組織の特徴について理解を深めます。
  • JA共済連を訪問し「自然災害や農業事故に関する取り組み」について視察と体験を交えて学びます。
  • こくみん共済coopを訪問し「SDGsに関する取り組み」などについて伺います。
  • コープ共済連の会員生協である東京大学生協を訪問し「組合員の声から商品改定する CO・OP共済 と大学生どうしで助け合いの輪を広げる取り組み」について伺います。
  1. 行程(予定)(注)詳細な行程ができ次第、適宜更新します。
  • 【1日目】 522日() 日本共済協会 JA共済連
時間 プログラム概要 対応組織
未定 JA共済ビルに集合
日本の共済事業概要説明 日本共済協会
       【概要】

JA共済連が重視する自然災害および農業リスクへの取り組みについて、講義、現場視察、プログラムの体験を通じて理解する。

【参加者が得られること】

(1) 東日本大震災で業務部長として陣頭指揮を執った代表理事(歸山専務)が語る、JA 共済連が展開する事業や戦略と事業戦略における災害対応の重要性ならびに同対応に向けてIT などを駆使した最近の取り組み等

(2) 熊本地震の現場で陣頭指揮を執った森常務が語る、自然災害対応における農業協同組合組織の強みについて

(3) JA 共済連が「人材育成」で注力している「ひと、いえ、くるま」の引受・支払にかかる人材育成の場である幕張研修センターを視察

(4) JA 共済連における巨大自然災害に対する支払余力の確保と、迅速かつ適正な支払いに向けた取り組み

(5) 地震リスクの低減に向けた取り組みの一例として、JA 共済連が展開しているザブトン教授の災害教室(地震の揺れをVR で体験することで、備えの重要性をこどもと大人が一緒になって理解する教室)を体験することで、災害への備えについての取り組みのポイントを理解

(6) 農業協同組合組織であるJA 共済連が展開する農業リスクへの取り組みの全体像について学び、その一例として、農作業中の事故を「農作業事故体験VR 」で疑似体験する。また、こうした活動が持続可能な農業に貢献することで、食料や気候・環境などの社会問題の解決にも連鎖していくことの理解。

JA共済連
ウエルカムディナー ホスト3団体主催

 

  • 【2日目】523日( こくみん共済coop コープ共済連 
時間 プログラム概要 対応組織
未定 JA共済ビルに集合して専用車でこくみん共済coopに移動もしくは直接会場(こくみん共済coop)集合を選択可能
午前        【テーマSDGsに関する取り組み

内容

(1)これまでの大規模災害に対する対応について(能登半島地震含む)
新潟大火(集めた共済掛金以上の共済金支払を実現)、阪神淡路大震災(被災者再建生活支援法の制定)、東日本大震災(最後のおひとりまでを合言葉に支払完了)を中心に紹介。

(2) これからの防災・減災プロジェクトについて
本プロジェクトが目指すもの、現在進めている取り組み、今後の展望について紹介。

(3) 火災共済・自然災害共済について
各共済の商品上の特徴、エコ住宅専用商品と環境活動団体への寄付、現場調査活動を中心に紹介。

こくみん共済coop
午後        【テーマ
組合員の声から商品改定する CO・OP共済 と大学生どうしで助け合いの輪を広げる取り組み概要
組合員の声から商品改定を重ねてきたCO・OP共済の歴史をご紹介します。また、コープ共済連の会員生協であり、日本の最高学府、東京大学にある 東京大学消費生活協同組合(以下、東大生協)の視察と大学生協での共済の取り組みをご紹介します。【詳細
(1) CO・OP共済の概要説明
年間30~40万件の組合員の声をもとに商品改定し、900 万人まで広がってきたCO・OP共済の歴史について具体例を交えながらご紹介します。
・子どもの保障ジュニアコースを中心とした商品改定の歴史について
・2024 年に実施予定の出生前加入制度について
・子どもから切れ目のない保障を提供し、一生涯の保障へ(2) 大学生による学生総合共済の取り組み報告
大学生協の概要に加え、「組合員である大学生が、学生同士で共済を広め、助けあう学生のための共済」について、大学生協で活躍している学生から報告します。

(3) 東大生協ツアー
東大生協の施設を見学いただきます。生協の店舗ではお菓子や東大グッズ等、お買い物も可能です。

※東大生協の学食でのランチを予定していますので、お楽しみに!
(ハラール・ビーガンは一部対応)

コープ共済連

 

  1. 参加対象者

AOA会員団体の役職員

最大30名での開催を予定しております。申し込みが多い場合には、1団体3名程度に調整させていただく場合がございます。(同時に開催するAOA理事会への参加理事は別枠となります。)

  1. 参加登録料

会員の参加登録料は無料です。

  1. 費用負担

以下の費用につきましては、参加者側でご負担願います。

  • 交通費(航空運賃、現地交通費含む)
  • 滞在中の宿泊費(朝食代含む)
  • 現地滞在中のその他の個人的費用
  1. 参加登録方法

参加申し込みは2024年3月末までこちらからお願いします。

参加申込が多数の場合は、後日、1会員当たりの参加者数を調整させていただく場合がございます。

なお、諸手配の都合上、参加者氏名が確定していない場合であっても、参加予定人数が確定している場合にはその旨を AOA事務局までご連絡くださいますようお願いいたします。

  1. ホテル

 参加者が集合場所を参考に各自で予約いただきます。最寄りのホテルについて質問がありましたら担当までご連絡ください。

<参考:集合場所>

1日目 JA共済ビル 東京都千代田区平河町2-7-9

(最寄駅 地下鉄永田町、半蔵門、麹町)

2日目

【選択1】JA共済ビルから専用車で移動

【選択2】直接会場(こくみん共済coop)に集合

【選択1】東京都千代田区平河町2-7-9

【選択2】東京都渋谷区代々木2-12-10

(最寄駅 JR新宿(南口)、都営地下鉄 新宿)

  1. 言語

説明等は日本語または英語で行なわれます。通訳(日本語/英語のウィスパリングまたは逐次通訳)が入ります。

  1. その他

日程詳細などにつきましては、確定いたしましたら改めてご案内いたします。

  1. お問い合わせ

ご不明な点などがございましたら下記のAOA事務局までお問い合わせください。

担  当: 大坂

電  話: 03-5215-9104

Eメール:secretariat@icmifasiaoceania.coop

 

2024年アドバンスト・マネジメント・コースの開催について

AMC-2023

複雑な世界で目的を持ってリーダーシップを発揮できるよう、新しい考え方と能力をリーダーに提供します。

ICMIF アドバンスト・マネジメント・コース(AMC)は、コロナウィルス感染症蔓延による中断を経て、2023 年に「目的を持って指導すること」と「目的主導型の組織で戦略を活性化する方法」を新たにカリキュラムに加え、対面イベントとして再スタートを切りました。

ICMIF 会員団体からの前例のない需要に対応するには 2 回の開催が必要でしたが、この新しいAMCは大きな成功を収めました。2023 年は、19 か国・ 25 会員団体から過去最高となる 50 名がAMCに参加しました。

20 年以上にわたり、50 か国以上の100 以上の 会員団体の管理者から、AMC が自身と組織のパフォーマンスの両方を向上させるのに役立っていると賞賛されています。2024 年AMC は、リーダーやマネージャーが目的の力を活用しながら、組織の機敏性を高め、複雑な世界で成功する能力を向上させることに焦点を置いています。受講者は、行動経済学の洞察に基づいて構築されたツールとフレームワークを習得し、チームのネットワークが進化する課題を理解し、協力して組織の目的を達成するために組織文化を変革することが出来るようにします。

AMC受講者は、サポートと挑戦のネットワークの両方として機能する世界中からの新しい協力者や友人とともに、コースを終えて世界がより明確に見え、自分自身の一連の行動と新しい行動を身に着けることができたと報告しています。

どのような人がAMCを受講すべきか?

AMCは、複雑な状況に対処し、組織の目的を達成するための戦略を策定し、戦略を行動に移すプログラムを指揮している相互保険会社や協同組合保険会社の上級管理職および変革チームのリーダーを対象としています。

AMCには、相互扶助/協同組合保険会社の保険業務担当者や保険業務を直接担当されない方が受講されます。

AMCはすべて英語で行われます。受講者は、戦略的な会話を行える英語能力が必要です。

開催日程

2024年5月13~17日、英国マンチェスター。


2024年AMCは、2024 年 5 月 13 日(月)の午後 6 時に開始され、 2024 年 5 月 17 日(金)午後 3 時に終了します。

参加料金: 3,850 英ポンド(宿泊施設 (最大 5 泊) と食事を含む)

その他の開催内容については、英語にてICMIF事務局に直接問い合わせ願います。問い合わせ窓口:Mike Ashurst

※ AOA事務局より

・ICMIFに確認したところ、「受講申込み締切日は特に設定しておりませんが、3月末までに申込みを完了し、ビザの取得等の手続きや準備をされることをお勧めします。」とのことでした。

・当該AMCは、2024年度AOA奨学金の対象となります。奨学金受給申請については、AOA事務局から別途メールにて送信しているAOA奨学金募集要項をご確認ください。

AMC受講のメリット

AMC修了者は、受講後に大きな成果があったしたと報告しています。AMC参加者は、複雑な世界で自分たちの影響力を最大化するための新しいアプローチを身に付けます。特に、複雑な問題に取り組む際に、次の 3 つの重要な課題を克服する方法を学びます。

  • 人間は合理的ではありません。
  • 専門知識は重要ですが、それだけでは十分ではありません。
  • 人の行動のほとんどは自動的に行われます。

これまでの受講者は、AMC のメンタル モデル、概念フレームワーク、シンプルなツールを活用することで、不確実性や曖昧さがある状況の下で指導や管理する際に個人のパフォーマンスが向上したと述べています。

  • 目的の力を活用する。 
  • 目的主導型の組織で戦略を活性化する方法。
  • チームとして協力して複雑な状況に対処します。
  • 効果的なコラボレーション。
  • 心理的安全性を育む。
  • チームとして戦略的に考え、革新します。
  • 文化を超えてリードします。
  • 目的に基づいた学習システムを構築します。
  • ピアツーピアのコンサルティングと学習を価値に変換します。 

多くのAMC終了者は受講後に成果が上がったと報告しています。AMCで習得したモデル、フレームワーク、ツールが職場に戻ってから活用し、多くの人がそれを「霧が晴れた」と表現しています。以前はリーダーシップやマネジメントに無関係に見えた分野も、シンプルで統合されかつ互いに補強しあうアプローチで、課題に対する解決策を見つけることが出来るようになります。

AMC終了者は、「専門知識を持って参加し、知恵を持って帰った。」と述べています。

ICMIF事務局の開催案内は、以下を参照ください。

以上

 

 

スイス再保険研究所:「保険業界は厳しい環境下でも回復力を強化している」と指摘

灰色に見える都市風景、ライトが点灯している東京のオフィスビル

スイス再保険研究所(Swiss Re Institute)の新シグマ・レポート「逆風が強まる中、リスクは上昇傾向にある(Risk on the rise as headwinds blow stronger)」によると、世界の保険業界の財務基盤の強化は、マクロ経済的・地政学的リスクの高まりに対して歓迎すべき補強となっています。

同研究所は、金融引き締め政策による逆風が勢いを増し、2023年の成長の勢いが弱まるにつれて、世界経済が減速すると予測しています。中東での戦争勃発は見通しへのリスクを高めており、(地政学的な)政治が経済環境においてより支配的な役割を果たすようになる、と考えています。

世界の保険市場にとって、このような地政学的・マクロ経済的な不安定さが成長見通しを鈍化させています。生命保険と損害保険の両方で収益性は改善していますが、損害保険は厳しい保険金請求の動きに直面しており、スイス再保険研究所は、厳しい市場状況が少なくとも2024年は続く可能性が高いことと、収益性の格差が続くことを予測しています。

スイス再保険のグループチーフエコノミスト、ジェローム・ジャン・ヘゲリ(Jérôme Jean Haegeli)氏は、「経済の追い風が弱まり、地政学的な不確実性が高まる中、元受保険業界はリスク移転における重要な役割りを強化しています。このセクターは、主にリスク調整後の価格設定の改善と投資収益の向上によって収益性を強化し続ける一方、経済インフレが保険金支払いにマイナスの影響を及ぼし続けるため、ほとんどの市場で資本コストを回収できるのは2024年または2025年になると予想されます。」と述べています。

スイス再保険のヨーロッパ担当チーフエコノミスト、シャーロット・ミュラー(Charlotte Mueller)氏は「金利上昇が実体経済に及ぼす影響はまだ完全には表れていません。企業にとっては、資本コストと労働投入コストの上昇は利益率をますます低下させ、人員削減を引き起こす可能性があります。ドイツのような一部の大規模経済国はすでに収益率が低下傾向にあり、欧州経済は今後2年間で業績が悪化するでしょう。」と述べました。

スイス再保険研究所によるこの最新調査結果は、Sigma 2023年6月号の「逆風が強まる中リスクは上昇傾向にある– 経済および保険市場の見通し 2024/2025(Risk on the rise as headwinds blow stronger – economic and insurance market outlook 2024/25)」をダウンロードすることで入手できます。

 

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

https://www.icmif.org/news_story/insurance-industry-strengthens-resilience-in-challenging-environment-says-swiss-re-institute/

掲載日付2023.11.24