RAC Intellibus®は先月、バセルトン(Busselton)市内で8週間の実地運転を開始し、西オーストラリア州の地方部における公道で稼働する初の無人電気自動車となりました。また、以前からの実験はサウスパース(South Perth)の市街地で継続して行われます。
RAC(ICMIF会員)とバセルトン市の提携のもと、RAC Intellibus®は南西オーストラリアにお目見えし、現地コミュニティや訪問者に無人運転技術を体験する機会を提供します。
RACでエグゼクティブ・ゼネラルマネジャー(提言活動・会員担当)を務めるパトリック・ウォーカー(Patrick Walker)氏(写真右)は、「西オーストラリア州の地方部において初の自動運転車の公開実地運転が実現し嬉しく思います」と語りました。
ウォーカー氏は、「RAC Intellibus®をバセルトンに導入し、より多くの西オーストラリアの人たちに可能な限り最善の方法、つまり実際に乗車することによって自動運転車について知っていただく機会を提供できとても喜んでおります」と述べました。
「これは、地域コミュティが自動運転技術を間近で体験できる世界でも初に近い試みであり、特に交通安全やアクセスし易い移動という点において、西オーストラリア、ひいてはオーストラリア全体にとっての意味をより深く理解する絶好の機会です。」
この実地運転は2019年5月8日(水)から6月30日(水)まで一般に公開され、週に5日運行します。乗車時間は30分です。
もう1台のRAC Intellibus®はすでに稼働中で、2016年以降サウスパースの路上で一般に対して乗車体験を提供しており今後も継続する予定です。2019年5月現在、18,241人以上が乗車登録し、12,090人が既にIntellibusを体験しましたが、さらに多くの人が足を止めて見物したり写真を撮ったりしました。このRAC Intellibus®は、自動運転モードで19,737 km以上走行し、一回30分の走行を5,639回以上行なっています。
RACは、自動運転車(AV)テクノロジーはモビリティ分野にとって自動車の発明以来最大のディスラプションであると確信しています。RAC Intellibus®およびIntellicarの実験は、テクノロジーのためのテクノロジーの追求ではなく、AVテクノロジーを利用してオーストラリアの都市部ならびに地方部のモビリティの課題を確実に解決するという固い決意なのです。
自動運転車プログラムの一環としてパートナーと協力して試験を実施することで、RACはオーストラリアの自動運転車への安全な移行と、将来のより安全かつ容易でクリーンなモビリティへの準備を進めています。
RAC Intellibus®の取り組みは、公道上での稼働に対する特別許可を通じて西オーストラリア州政府により、また全国スマートシティ・郊外プログラムを通じてオーストラリア連邦政府により、それぞれ支援されています。