スイス・リー(Swiss Re)社はこの度、世界の協同組合/相互扶助の保険業界の代表組織である国際協同組合保険連合(ICMIF)の協賛会員となりました。
この新たなパートナーシップによりスイス・リー社は、ICMIFの会員団体がその知識と専門性を活用する機会、リスクを予想し管理するための支援、および無保険リスクを削減し社会のレジリエンス向上を実現するための連携機会を追求していきます。
スイス・リー社のアジア再保険部門CEOであるジェーン・プランケット(Jayne Plunkett)氏(写真)は次のように述べています。「スイス・リーは長年にわたって協同組合保険セクターのお客様と良好な関係を構築してきました。その中にはICMIFの会員であるお客様もいらっしゃいます。当社の目標は社会のレジリエンスの向上です。活動をともにすることで、一層大きな力を発揮することができます。今回のパートナーシップを通じて協同組合保険セクターとの関係をさらに深め、無保険リスクの削減および保険加入者様へのサービス提供において当社の世界的な専門性を活用していただくことでICMIF会員の皆様のお役に立てれば幸いです。
当社は、リスクを予想し管理するための斬新な視点、知識、資本を提供できると信じ、お客様と一緒にさらにスマートなソリューションを生み出すことはできないかと考えています。現在、自然災害から気候変動、高齢化社会、そしてサイバー犯罪に至るまで、保険リスクの約75%は依然として付保されていません。この無保険リスクを埋めるべく、一致団結して取り組むことを目指しています。今回のパートナーシップにより、当社とICMIF会員との距離は縮まり、知識と専門性を共有することで、より優れた顧客中心の商品やソリューションを開発できるようになるでしょう。」
スイス・リー日本支店の代表を務める百々敦浩(Atsuhiro Dodo)氏は次のように述べています。「協同組合保険組織によるお客様への強いコミットメントを当社は高く評価しています。この姿勢は、顧客中心という当社の重要な価値観と合致しています。協同組合保険セクターの事業カルチャーから多くを学び、お客様のニーズや動機を深く理解できることを期待しています。最終目標はより良い商品およびサービスを創出することにありますが、そのためには相互理解を深めて双方に有益な成果を達成することが不可欠です。」
スイス・リー社について、ICMIFのショーン・ターバック(Shaun Tarbuck)事務局長は次のように述べています。「ICMIF、理事会、そして200に及ぶ加盟団体を代表して、世界の大手(再)保険会社であるスイス・リー社がICMIFの会員になることを歓迎いたします。ICMIFは以前、協同組合/相互扶助の保険セクターを特集したスイス・リー社のシグマ調査に協力をした経緯があり、また長年にわたり、ICMIFのグローバル・ミューチャル・マーケットシェアレポートでは、スイス・リー社の調査誌に基づいた世界の保険に関する統計数字を引用しています。
スイス・リー社は、従来から加盟団体の多くにとっての重要な再保険パートナーでもあります。ICMIFとスイス・リー社が今回新たな関係を築くことで、その連携はますます深まり、世界中の会員がさらなる付加価値を享受できるようになるでしょう。協賛会員は、協同組合保険に特化したテーマについて助言や専門知識を提供してくれる、当連合にとって重要な存在です。」