イギリスのICMIF会員 Royal London(以下、「ロイヤル・ロンドン」)によれば、今回の責任投資原則(PRI)への同社のコミットメントは、資産の所有者として良好な収益を生み出しつつ社会と環境に積極的な貢献を行なうという、相互扶助保険者である同社の責任ある投資に向けた取り組みの一環です。
責任投資の6つの原則は、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の、いわゆる「ESG」の問題を資産運用会社と資産所有者の投資行動に組み込むための行動可能なメニューを提供する、自発的かつ意欲的な一連の投資原則のことです。これらの原則は、投資家によって、投資家のために開発されました。それらを実行に移すことで、署名者はより持続可能なグローバル金融システムの発展に貢献します。 ロイヤル・ロンドンの中核的資産運用会社であるロイヤル・ロンドン・アセットマネジメントは2008年に署名済です。
6つの原則とは以下のとおりです。
資産所有者として署名すると、ロイヤル・ロンドンは、関与するすべての資産管理者が投資決定にESG要因を組み込むコミットメントを行なうことを保証しなくてはなりません。
ロイヤル・ロンドンは、関係する資産運用会社が、議決権の行使や経営陣との面談、あるいはより高い業界スタンダードを求めることを通じて企業経営を改善させるべく投資先企業に働きかけることで、スチュワードシップ・コード(コーポレートガバナンスの向上を目的とした機関投資家の行動規範)の責任を果たすことも期待していると述べています。
ロイヤル・ロンドンでCEO広報を務めるイソベル・ラングトン(Isobel Langton)氏は次のように述べています。
「ロイヤル・ロンドンは責任ある投資家であることをお約束します。このことは、お客様の資産を適切に管理し、すべての資産クラスにおける責任ある投資行動と優れたガバナンスを推し進めることを意味します。国連の責任投資原則に署名し、その枠組みに沿い報告を行なうことは、より持続可能なグローバル金融システムに向けた私たちのコミットメントを表しています。」
これまでに責任投資原則(PRI)への署名を行なったその他のICMIF会員団体には、The Co-operators(カナダ)、Folksam(スウェーデン)、MAIF(フランス)、LocalTapiola(フィンランド)、Vaudoise(スイス)、Unipol(イタリア)、Aviva Investors(イギリス)などがあります。