RACグループ(オーストラリア)のBetterLabs Venturesは、年始にシードファンドを2,000万豪ドル増額することを発表し、これにより西オーストラリア州で最大規模となります。
ICMIF会員である RAC の戦略的イノベーション機能の一端を担うBetterLabsは、2018年9月に300万豪ドルのシードファンドをもって設立され、スタートアップ企業の成長過程を支援します。
RACのグループCEOを務めるロブ・スローカム氏によると、当初のシードファンドに対しては圧倒的に好意的な反応があり、設立後12か月間で150件以上の応募があったということです。
「開業して以降、BetterLabsは信じられないほどの関心を集めました。そして、幸運にも西オーストラリア州の最も革新的なスタートアップ企業のいくつかを支援し提携できるようになりました」とスローカム氏は語ります。
「投資ファンドを2,300万豪ドルに増額することで、スタートアップ企業に新しい機会を提供し、西オーストラリア州にプラスの影響を与えることを目指しています。」
増額されたファンドは、西オーストラリア州に利益をもたらすイノベーションへの投資を続け、30〜300万豪ドルの範囲の投資が想定されるシリーズA / Bラウンドがこれから追加される予定です。
BetterLabs の客員起業家(EIR)であるデレク・ジェラード氏が引き続きこのファンドを率います。
「過去12か月間の好意的な反応は素晴らしいもので、現在は4件の投資案件が進行中です」とジェラード氏は述べました。
「この発表とシリーズA / Bラウンドへのファンドの拡大にとても興奮しています。これは西オーストラリア州とオーストラリア全体のスタートアップ企業のエコシステムにとり素晴らしいニュースです。」
BetterLabs は、以下の「新興イノベーション領域」にわたってポートフォリオ構築を続ける計画です。
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- クリーン・テック:とりわけエネルギー、廃棄物、水を中心に持続可能な生活と通勤を可能にする技術
- メンバー・コミュニティ:より深いつながりを生み出し、コラボレーションを促進し、有意義なコミュニティを構築するイノベーション
- サード・エージ:高齢者層が人生の次のステージに移行することをサポートする機会
- 生活・仕事・マネー:生活のデザイン、仕事とマネーの組み立てについての新たな方法をサポートするテクノロジー
- 未来のモビリティ:新しい移動方法をサポートするイノベーション
- 次世代の保険:新たな保険モデルをサポートするテクノロジー
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当ファンドの詳細は、http://www.betterlabsventures.com.au/ でご覧いただけます。