RAC(ICMIF会員)は、西オーストラリア州初の試みとして、西オーストラリア大学と提携し、スタッフ、学生、訪問者をキャンパス内外の施設とより快適に接続することを目的とした新たなマルチモード交通サービスの実験を行ないます。
西オーストラリア大学を拠点としたこの実験(The Whoosh trial)は、自転車、電動自転車、カーシェアリングなど一連の交通手段を統合した初めてのサービスであり、スタッフや学生が複数のキャンパスにある教室間を移動するのを手助けし、必要があればキャンパス外での利用もできるようにします。
RACの最高執行責任者であるマーク・ウェラー(Mark Weller)氏は、さまざまな移動手段を提供することで、進化を遂げる西オーストラリア州の交通の特質を深く理解することがこの実験の目的であると述べました。
「西オーストラリア大学と提携し、この実験ができたことはとても喜ばしいかぎりです。これは当州で初のサービスであり、1つの構想のもとで自転車、電動自転車、カーシェアリングをすべて利用できるようにするものです」とウェラー氏は語ります。
「スタッフや学生に、このサービスを教室やキャンパス間の移動や、必要に応じてちょっとだけ学外に出かける際の便利な手段だと考えてもらえると幸いです。この12か月間の実験は、西オーストラリア大学における混雑や移動の問題を緩和し、そして西オーストラリアの人たちが自分たちのコミュニティ(この場合は大学)をどのように移動したいかについて貴重な洞察を提供することを目的としています。」
「より密接につながり、住みやすく、持続可能なコミュニティを作りあげる取り組みの一環として、RACにとってこの実験は変化するモビリティの展望を探求する新たなチャンスです。このことは、西オーストラリア州が直面する交通上の課題や、可能な解決策は何かをさらに理解するための重要なステップとなります。」
同大学で学生自治会代表を務めるブリー・シャナハン(Bre Shanahan)氏は、この実験の導入によって学生のキャンパスライフがとても楽になるだろうと述べました。
「環境に優しい取り組みは学生にとりとても大切で、私たちは環境への影響を可能な限り最小限に抑える方法を今まで以上に模索しています。」とシャナハン氏は述べています。
「私たちは皆、このような取り組みを今までずっと望んできましたが、2020年を通して実験が行なわれ、学生のためにより密接につながったキャンパスを作りあげることのメリットを実際に確認できることは素晴らしいことです。」
西オーストラリア大学のキャンパス全体に6か所のモビリティ・ハブが設置され、自転車、電動自転車のレンタルや、カーシェアリングサービスを提供しています。
詳細については gowhoosh.com.au をご覧ください。