スウェーデンのICMIF会員であるレンスフォーシェクリンガー(Länsförsäkringar)は、新型コロナウィルスの影響を受けた人たちを支援するために、世界銀行グループの国際金融公社(International Finance Corporation(IFC))が発行した社会貢献債(ソーシャルボンド)に3億クローナ(約33億円)を投資しました。
レンスフォーシェクリンガーにおいて責任投資の責任者を務めるクリストファー・ドレイマン氏(写真)は次のように述べています。「この債券の目的は、新型コロナウイルスによるパンデミックに起因する健康と経済への影響をコントロールするために行われている作業をサポートすることです。」
国際金融公社は社会貢献債の枠組みのもとで今回の債券を発行しました。このため調達した資金は、ヘルスケア、教育、中小企業のための資金調達などの特定の社会的プロジェクトに割り当てられます。この債券は発行総額30億クローナ(約330億円)に達し、新型コロナウイルスの大流行に伴い国と民間セクターの両方を支援するために最大で120億米(約1兆3,300億円)を配分するという、3月上旬からの世界銀行によるコミットメントの結果によるものです。
「新型コロナウィルスの悲劇的な影響を可能な限り最小限に抑えるために多くの関係者や国が講じている対策をサポートしたいと考えています。長期的には、民間資本が公共投資を補完し、雇用の確保およびウイルス発生による健康や経済への影響の軽減に寄与できます」とドレイマン氏は述べました。
レンスフォーシェクリンガーに加え、他のいくつかの機関投資家もこの社会貢献債に参加しました。
この投資は、レンスフォーシェクリンガー内部の資産運用チームが管理する、LänsförsäkringarLiv、Sak、Fondlivに関連づけられた投資ポートフォリオを通じて行なわれ、レンスフォーシェクリンガーの持続可能な取り組みの一部を形成し、また、国連持続可能な開発目標(SDGs)の一つである「目標3:すべての人に健康と福祉を」に貢献しています。これはSDGs支援の取り組みにおけるレンスフォーシェクリンガーの優先事項の1つであります。