ICMIFのパートナー組織である国連開発計画(UNDP)は、世界保健機関(WHO)およびユニセフ(国連児童基金)と共同で、WhatsApp(SNSアプリ)と提携して「WhatsAppコロナウイルス情報ハブ」を立ち上げました。
このハブは、WhatsAppを利用してコミュニケーションを取り合っている、医療従事者、教育者、コミュニティのリーダー、非営利団体、地方自治体、地元企業などを含むあらゆる種類の組織に、シンプルで実用的なガイダンスを提供するものです。また、世界中のユーザーがデマの拡散を減らし、人々が正確な健康情報にアクセスできるようにするための一般的なヒントと素材も提供しています。
その内容は、少人数のグループがWhatsAppの機能を最大限に活用する方法に関する迅速なガイダンスを提供しており、現地で活動している国連開発計画(UNDP)の職員に配布されています。
国連開発計画(UNDP)は、この新たな提携における大事な部分は、人々をコロナウイルスから保護するために世界保健機関(WHO)が運営している、アラビア語、英語、フランス語、スペイン語による専用メッセージ・サービスであると述べています。この使いやすいメッセージ・サービスは20億人とつながることができ、また、情報が必要な人と直接それを共有することができます。
「新型コロナウィルスに関する最新情報を世界中の地域コミュニティに提供することは、ウイルスの蔓延を食い止める国際社会の取り組みの中で重要な部分となっています」と国連開発計画(UNDP)のアヒム・シュタイナー総裁は述べました。「WhatsAppのような民間企業とのパートナーシップは、世界保健機関(WHO)と各国の保健当局から世界中の何十億ものユーザーにこの重要な情報をリアルタイムで提供するのに役立つものとなります。」
これまでに、WhatsAppはシンガポール、イスラエル、南アフリカ、ブラジル、インドネシアなどの国々において国の保健担当省庁やNGOの多くと協力し、テキスト情報を通じてユーザーに事実情報を提供してきました。それらの取り組みは継続され、「WhatsAppコロナウイルス情報ハブ」には最新の素材が更新される予定です。
国連開発計画(UNDP)によると、世界中の政府、公衆衛生当局、市民にとって、誰もが正確で信頼できる情報に確実にアクセスできるようにし、ソーシャルメディアで拡散している不正確で誤解を招く情報に対抗することが、最大の課題の1つとなっています。
このメッセージ・サービスは、政府の指導者から医療従事者、あらゆる個々人にいたるまで、症状の詳細、人々が自分自身と周囲をどのように保護できるかなど、コロナウイルスに関する最新のニュースと情報を提供します。また、政府における意思決定者が国民の健康を守るのに役立つ最新の状況レポートと数値をリアルタイムで提供します。
国連開発計画(UNDP)は、すべてのICMIF会員団体に対し、各団体の通常の広報チャネルを通じてこの新たな「WhatsAppコロナウイルス情報ハブ」に関する情報を会員・保険契約者と共有し、新型コロナウイルスの状況に関する最新の正確な情報を入手できるようにすることを呼び掛けています。資料は現在58言語で提供されており、その数は増え続けています。
このサービスには、WhatsApp上で会話を開くリンクからアクセスできます。ユーザーが「hi」、「hola」、「salut」、または「مرحبا」と入力するだけで会話がアクティブとなり、新型コロナウィルス(COVID-19)に関する質問に対する回答を補助するオプション・メニューが表示されます。
世界保健機関(WHO)の健康アラートにWhatsApp上で参加するには:
【アラビア語】
WhatsApp上で +41 22 501 70 23 に “مرحبا” と送信する
【フランス語】
WhatsApp上で +41 22 501 72 98 に “salut” と送信する
【スペイン語】
WhatsApp上で +41 22 501 76 90 に”hola” と送信する
【英語】
WhatsApp上で +41 79 893 18 92 に “hi” と送信する