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AVBOB(南アフリカ) 最も必要とされる今こそ会員に葬儀を提供し尊厳を保つ

 

ICMIF会員である AVBOB Mutual Assurance Society(南アフリカ/以下、「AVBOB」)は、1918年のスペイン風邪による世界的なパンデミックを受けて、集団感染により命を奪われた人々に尊厳を取り戻すために生まれました。AVBOBによれば、当時と同じ人道的な衝動が今も彼らの中心に残っており、100年を超える経験を持つ葬儀サービス提供者として、危機や混乱の時に明快さと快適さを提供できる立場にあります。現在、AVBOBは、共感、ケア、尊厳をもって南アフリカに奉仕するために最大限の努力をしています。

AVBOBの葬儀サービス事務所は「基本的サービス」として運営が認可されており、保険管理スタッフは保険契約や保険金請求の処理をリモートで行なっています。

南アフリカ政府は、ロックダウン期間中の埋葬および火葬のプロセスと手順に関する厳格な措置を打ち出しました。AVBOBは、より幅広い人々を保護するために、すべての予防措置および法令に完全に準拠しています。AVBOBは、「そのことで、宗教的な儀式などの面で妥協が避けられない可能性があり、現に近親者を失い悲嘆にくれる家族にとっては、すでに困難な時期にさらにストレスを加えかねません。しかしAVBOBは、その影響を和らげるためにあらゆることに力を尽くすことをお約束し、それぞれの家族とそのニーズに努力を集中させます」と述べています。

さらに、AVBOBの広報部長であるAdriaan Bester氏は、テクノロジーを活用して距離を超えて人々を結びつけることを検討していると述べます。「特に私たちが礼拝堂を持ち必要なインフラが整っている場所では、仮想サービスを実装したいと考えています。以前ですと葬儀を放送するのはおかしいと感じる人もいましたが、しかし、AVBOBはこの危機を通じて新しい方法で人が参まることの重要性を認識しました。 私たちは、人々が革新的なテクノロジーを導入することの価値を実感すると信じており、その変化を奨励することを目指しています。」

AVBOBは、「私たちにとり変化は珍しいものではなく、新たな課題が発生した際にいつも先頭に立ち対処してきました。我われは南アフリカで最初に起こった新型コロナウィルスの事例のうち2件の葬儀を実施する任務を負いました」と述べています。

AVBOBは、スタッフと顧客の安全と幸福を確保するために可能な限りの手順を整備してきましたが、行動の変容からこそ最大の保護が得られるだろうと述べています。世界中の主要な疫学者による研究により、パンデミックを終わらせる最善の方法はヒトの習慣の変化であることが確認されています。

Bester氏は、新型コロナウィルス危機などの出来事は私たちに、人間性を再評価し、新しい知識を取り入れ、やむを得ない変化に適応することを迫っていると考えています。「事業として、私たちは時代とともに進化してきました。 私たちは、大切な人が亡くなったときにどう対処するか、また埋葬をどのように儀式化するかを絶えず見直しています。」

このすべてにおいて、AVBOBは組織の豊富な経験を踏まえ、現在のガイドラインと規制の枠組みの中で、何があろうが顧客が最大限のケア、共感、感受性を期待できることを南アフリカの人びとに保証しています。

また、最近のプレスリリースでAVBOBは、給与の一部を連帯基金に寄付しようというシリル・ラマポーザ大統領の呼びかけに職員と役員が耳を傾けたと発表しました。

AVBOBの最高経営責任者であるCarl van der Riet氏は、AVBOBが連帯基金に300万ランド(約1,720万円)を一括で寄付すると言います。「さらにAVBOBは、200万ランドまでの従業員の任意の拠出金に対して、同額をマッチング拠出することを約束しました。スタッフからの支持は圧倒的で、続く3か月間で86万5千ランド(約500万円)を寄付しました。この従業員からの反応は、指定された基本的サービスとして、私たちがパンデミックの時期を通じて働き、コミュニティにサービスを提供できることを認識させてくれます。」

その結果、AVBOBの総寄付額額は、従業員拠出額と合わせて473万ランド(約2,720万円)に上っています。

南アフリカ共和国大統領は3月下旬、新型コロナウィルスのパンデミックとの戦いを支援するための基金の設立を発表しました。

Van der Riet氏は、すべての南アフリカ人が協力し、新型コロナウイルスのパンデミックに対抗するためにそれぞれの立場で支援の役割を果たすことが重要であると述べました。「今、AVBOBは南アフリカに奉仕するために共感・ケア・尊厳をもってできる限りのことをするとお約束いたします。」

 

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

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