英国のICMIF会員Simply Health(以下、「シンプリーヘルス」)は、新型コロナウィルス危機下において、地域や全国の慈善団体への慈善寄付を通じて必要としている地域社会を支援するという長年の活動を続けています。
ヘルス・キャッシュ・プラン(HCP)とデンタル・プランを提供するシンプリーヘルスは、新型コロナウイルスとそれに伴う健康リスクの影響を受けた人たちを支援するために、英国糖尿病協会(Diabetes UK)に多額の寄付を行いました。
シンプリーヘルスは毎年、利益の最大10%を慈善活動に再投資し、相互扶助の価値観を共有する大小の活動に、資金とボランティアの面で支援を提供しています。英国糖尿病協会は、電話、ウェブサイト、ウェブチャットを通じて、必要なヘルプやサポートにアクセスでき、心配なときに安心が得られます。新型コロナウイルスの感染流行では、50万人超の人たちがウェブサイトを訪問し、アドバイスが必要な人や誰かに相談したい人からの電話が10倍に増えました。
シンプリーヘルスの多額の資金は、新型コロナウイルスによる重篤な合併症のリスクがある人たちからの2万件以上の助力、情報、支援の要請に対応するのに役立ちます。
英国糖尿病協会のChris Asquew事務局長は次のように述べました。「コロナウイルスの危機への対応を支援していただいた並外れた寛大さに対して、シンプリーヘルスに感謝します。今や、糖尿病を持つ人たちは、これまで以上に支援を必要としています。シンプリーヘルスは、サービスの継続を支援するために寄付することで、重要なサポートと情報を必要とする何百万もの人々と共有することを保証しています。」
「糖尿病患者がこのパンデミックを通して健康で安全な生活を維持するためには、私たちが協力するしかなく、シンプリーヘルスの支援には非常に感謝しています」と同氏は締めくくりました。
地域への寄付
シンプリーヘルスは、1万ポンドの寄付により、3年間にわたり地元の慈善団体アンドーバー・マインド(Andover Mind)が行なう、アンドーバーとウインチェスターの学校での青少年カウンセリングサービスを支援してきました。これにより、最も弱い立場に置かれた人たちに対して、アンドーバー・マインドがより多くのカウンセリングを提供できるようになります。アンドーバー・マインドでは、介護者を含んだ孤立しリスクのある人たちと接触しています。彼らは、人々が連絡を取ることができる方法を拡張するため、オンラインのソリューションを含むカウンセリングの新しいアプローチを試みてきました。彼らはまた、話す必要のある若者のために1回きりの初回評価セッションも試みています。彼らは、エンゲージメントをモニタリングし、ストレスや不安の問題を抱える親たちへの支援を拡大します。
ユニティ(Unity)は、一部の地域住民に新型コロナウィルス・ヘルプラインおよび調整されたアプローチを提供しており、シンプリーヘルスから1万ポンドの寄付を受けています。ヘルプラインには約400人のボランティアがおり、処方箋の回収、買い物情報の入手、用事の手伝いが必要な場合の電話アクセスを提供するために80以上のグループと協力しています。
地元の別の慈善団体トリニティ・ウインチェスター(Trinity Winchester)は、緊急用の宿泊施設を提供された路上生活者を支援するために、シンプリーヘルスから1万ポンドの寄付を受けました。それらの人たちには、清潔な寝具、衣類、衛生用品とともに、栄養価の高い調理済みのランチや朝食パックが提供されます。政府のアドバイスは、感染拡大のリスクを減らすことです。これは、トリニティ・ウインチェスターへのシンプリーヘルスの支援により促進されます。
シンプリーヘルスのコミュニティ・マネージャーWendy Cummins氏は次のように述べました。「148年以上にわたり、シンプリーヘルスはコミュニティの中心にありました。このことは、アンドーバー・マインド、ユニティー、I Can Therapy Centreなどの地域団体へのボランティア活動や支援を通して、私たちにとって引き続き重要であり続けます。」
「2019年から2020年にかけて、コロナウイルス危機を契機に、私たちは英国糖尿病協会との関係を構築しました。そして、大きなニーズのあるこの時期に資金を提供するために迅速に対応することにより、同協会を再び支援しなければならないと感じました。」
「この困難な時期に、人々がコミュニティの一部であり孤立していないと感じるのを助けることは、メンタルヘルスを維持するための鍵です。これは本当に私たちの心に近いものです。回復力を持ち、つながりを感じることで、新型コロナウイルスの大流行を乗り越えることができます」と彼女は締めくくりました。