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ワンファミリー(イギリス)が新型コロナウイルスのため経済的に困窮している会員に一時助成金の給付を開始

英国に本拠を置くICMIF会員のワンファミリーOneFamily)は最近、新型コロナウィルスが原因で経済的な問題が発生している場合に、会員に対し新たに助成金を提供しました。

ワンファミリーは、「新型コロナウィルスのパンデミックの影響は甚大で、多くの家族が健康だけでなく経済的にも不安を抱いていることを認識してます」と述べています。このような前例のない不透明な時代にあって、新しい助成金は、経済的に生き残るために追加のサポートを必要とする顧客を支援するために利用可能になりました。

コロナウイルスの影響を受けたワンファミリーの顧客は、家賃、各種の請求書、食品購入、家庭教育機器など不可欠な費用の支援をするための、250ポンド(約33,000円)を上限とする一時的なハードシップ助成金を申請することができます。

「申請にはこの助成金にかかる一定の資格基準を満たさなければなりませんが、ワンファミリーには個人助成金や青少年の教育助成金などの他の助成金もあり、会員は代わりにそちらに申請することもできます」と、ワンファミリーは述べています。

助成金の受領者は、毎週の抽選で選ばれます。

最高経営責任者のTeddy Nyahasha氏(写真)は、5月にLinkedInに公開された記事でこの新しいハードシップ助成金について次のように述べています。「私たちがコロナウイルス感染症の流行で苦しんでいる人たちを助けるためにハードシップ助成金を立ち上げたいと思ったとき、チームはそれをわずか数日で稼働させました。このことは、会員家族が他では得られなかったような、家賃、各種の請求書、食品購入、家庭用教育機器へのサポートを今や得ていることを意味します。同様に彼らは、新規のコミュニティ助成金を迅速に実施に移し、現在の危機において真に力を発揮している団体に私たちが資金を確実に提供できるようにしました。」

またNyahasha氏は、このような困難な時期の会員支援を目的とし、危機で発生した諸問題に対応するために彼のチームが開発した、ワンファミリーの他の取り組みについても説明しています。

その一例が「ワンファミリー50代以上」の保険チームです。彼らは、重い病気にかかり不安を抱く顧客が最も支援を必要としているときに、国民保健サービス(NHS)への余計な圧力により保険請求プロセスに遅延を引き起こす可能性があることを知りました。そこで、彼らは既存のエビデンスに基づいて請求を処理する方法を見つけ、処理時間を短縮しました。そのことで、国民保健サービス(NHS)は事務処理の負担が軽減され、代わりに患者のケアに集中できるようになりました。

Nyahasha氏は4月にLinkedInで発表した以前の記事で、「ワンファミリー基金は、困ったときの支援を顧客とその家族に提供しており、2020年以降に顧客支援のために100万ポンド(約1億3,200万円)を拠出することを約束しました。また個人の助成金に加えて、私たちは、他者の隔離の支援や不可欠な物資の提供、そしてオンライン授業に必要な機器で子どもたちのサポートまで行なっている団体にも焦点を当てています」と語っています。

その記事の中でNyahasha氏は、英国におけるロックダウン開始時に彼のチームが示した「顧客を最優先にする勇気ある決意」や、ワンファミリーが業務(特に顧客サービス)を1週間以内にリモート業務に移行した方法について称賛しています。

「友愛組合として、顧客に所有され、顧客のために運営されていることを誇りに思います。そのため、顧客を敬意をもって扱うことであれ、困難な時期を通して顧客を支援することであれ、私たちの焦点がしっかりと顧客に向けられていることは完全に正しいことです」とNyahasha氏は語りました。

※ 文中の金額は1ポンド=132円で換算

 

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

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