アメリカのICMIF会員であるセキュリアン・フィナンシャル(Securian Financial)は、フォーチュン誌のアメリカ大手企業の年間ランキングで455位に選ばれました。これは2回目の選出で、初回は2018年の462位でした。
セキュリアン・フィナンシャルの会長で社長兼最高経営責任者でもある Christopher M. Hilger氏(写真)は、「この権威ある米国企業のリストに復帰することができ誇らしく思います。成功が認められ素晴らしいことですが、私たちの関心は引き続き、お客様、従業員、コミュニティが明日の成功を築く支援を行なうことです」と語りました。
フォーチュン500企業は、米国の国内総生産の3分の2を占めています。ランキングの対象は、米国に本社を置く上場企業、農家が所有する協同組合、相互扶助の保険会社に限定されています。同じくアメリカのICMIF会員 Thriventも2020年のフォーチュン500の368位にランクインしています。
セキュリアン・フィナンシャルは2月に2019年の財務結果を発表しましたが、特に収益の力強い伸びとコミュニティへの貢献の増加が際立ちました。「2019年に、当社は140年続く卓越した財務力の歴史に恥じない素晴らしい営業業績を達成しました。同時に、戦略的なビジネスの優先課題に投資し、コミュニティへのコミットメントを強化しました。最も重要なことは、当社が最も必要とされるときに、お客様とそのご家族に56億米ドル(約6,050億万円)の法定給付を支払うことで目的を再び達成したことです」とHilger氏は述べています。
2019年企業ハイライト
-
-
- 保険・リタイアメント業務全般にわたり顧客維持率93%以上を達成
- 複数年にわたるテクノロジー変革を含む戦略的ビジネス優先課題への多額の投資実行
- エンピリアン・ベネフィット・ソリューションズ(Empyrean Benefit Solutions)を買収し従業員福利厚生における地位を強化
- 米国で最も評価が高い保険会社の一角を維持
-
コミュニティへの貢献
セキュリアン・フィナンシャルは、その基金からのコミュニティへの寄付、現物寄付、従業員によるボランティア活動、およびその他の現金贈与の合計が、2019年には680万米ドル(約7億3,400万円)となり、2018年から11%増加しました。セキュリアン・フィナンシャルの従業員は、地元の幼稚園から高校までの生徒のメンタリングから、125を超える非営利団体での奉仕まで、コミュニティでのさまざまなボランティア活動にのべ20,000時間以上を費やしました。
利益分配
セキュリアン・ファイナンシャルは46年連続で、資格を持つ従業員の退職金口座に利益分配型の拠出を行っています。今年の会社拠出は年間給与の7%です。資格を持つ従業員は全員、自分の退職金プランに拠出するかどうか、あるいはどれだけ拠出するかにかかわらず、拠出金を受け取ります。セキュリアン・フィナンシャルはまた、全額拠出の100%雇用主払年金制度を維持しており、従業員は勤続5年後に年金の権利が確定します。同社の2019年の従業員定着率は95%でした。
※ 文中の金額は1米ドル=108円で換算