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フトゥーロ保険(エルサルバドル) 保険加入者を支援するため新型コロナウィルス緊急経済救済戦略を導入

エルサルバドルでの新型コロナウィルスの緊急事態に直面して、現地のICMIF会員フトゥーロ保険Seguros Futuro)は、経済的困難に陥っている可能性のある保険加入者の支援に取り組んでいます。フトゥーロ保険は、保障を確実に維持することにより保険加入者に利益をもたらす経済的措置を通じてこれを行なっています。このことは保険料収入が一定期間失われることを意味しますが、フトゥーロ保険は、この措置は会員を支援するための社会的責任の取り組みの一環であると述べています。その目的は以下のとおりです。

      • 必要とされるきに経済的ソリューションを通じて保険契約者の忠誠心を得る
      • 保険料の支払いが無くても、これらの緊急措置期間中は保険加入者の保障を維持する
      • 引き続きエルサルバドルの人びとにサービスを提供すると同時に、組織の財務的影響のリスクを軽減する

フトゥーロ保険による措置の一つは、4月~6月に契約期限が到来する会員契約者に対して次の年度の保険料を25%割引し、そして経済的困窮のために保険料を支払えないけれども保障は継続したい加入者には4月~6月の3か月分の保険料を免除することです。

フトゥーロ保険は、この善意の意思表示が保険契約者の忠誠を確実にし、組織にとって深刻な財務的影響のリスクを軽減し、協同組合保険の商品をもって人びとに引き続き奉仕することを可能にすることを期待しています。フトゥーロ保険のゼネラルマネージャーである Daysi Rosales 氏は、いまのところこの措置はうまく機能しているとICMIFに語りました。

フトゥーロ保険の会員保険契約者を支援するためのもう一つの救済戦略には、新規加入や契約継続を促すため、保険に加入しあるいは契約を更新した人に5月から7月までの3か月間に25米ドル(2,800円)相当のスーパーマーケットのクーポン券の抽選券を提供することも含まれます。5月から7月の3か月間にわたり、全国3か所で当選者にそれぞれ合計75枚のバウチャーが贈呈されます。つまり合計で225枚のバウチャーが贈呈される予定です。

最初の抽選会は2020年5月4日に開催され、国内の3つの地域でFacebook Liveを経由して配信されました。スーパーマーケットのクーポン券を獲得した保険契約者は、フトゥーロ保険からの支援に満足していると述べています。次の抽選会は6月1日に行われます。

保険料の支払いが保留中で、4月、5月、6月の支払期日に25%の割り戻しを受ける契約者の場合、一部の人は前もって保険料を支払い、3月に契約更新を迎えた人は支払いの遅れを取り戻しました。このオペレーションの成功は、全国におけるフトゥーロ保険への支払い方法の多様性によって説明できます。

保険契約者が自動車保険を更新または新規に加入する場合、人びとが通常よりも車を運転していないことから、フトゥーロ保険は2020年4月24日から6月24日までの分の保険料の割り戻しを行なっています。この姿勢は契約者から高く評価されています。

フトゥーロ保険では、地域の法規制や当局の特別措置に基づき、保険契約者を60日間完全に保障するための措置をとっています。

これらの措置はフトゥーロ保険の理事会により承認されました。フトゥーロ保険は、それらの措置が保険契約者から非常に高く評価され、アドバイザー、会計係、そして従業員全体に対して感謝の意が表明されたと報告しています。

フトゥーロ保険は、保険契約者を支援するアプリケーションの開発、ならびに保険引受、契約更新、および保険料の収納プロセスの改善において大きな進歩を遂げています。

※ 文中の金額は1米ドル=108円で換算

 

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

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