イギリスの友愛組合でありICMIF会員のワンファミリー（OneFamily）は、今年9月に満期を迎える160万件のチャイルド・トラスト・ファンド口座（※）の保有者の利便のため、ティーンエイジャーに優しいテクノロジーを活用します。
ワンファミリーはイギリスのチャイルド・トラスト・ファンド口座の約4分の1を保有しています。ファンファミリーは、若者の顧客が口座の管理を始める際に、デジタルアイデンティティ・プラットフォーム Yoti でセキュアな個人識別を実施します。
チャイルド・トラスト・ファンドは、2002年9月1日から2011年1月1日の間に生まれたすべての児童に付与されました。2020年9月1日(火)には、最初の受取人が自分の資金にアクセスできるようになります。ワンファミリーの口座は9月から今後8年半で毎月約2万件が満期となることが見込まれます。
ワン・ファミリーの投資提案部門責任者のJon Lee氏は、「できるだけ速くかつ簡単に利用者が自分のアカウントに安全にアクセスできるようにしたかったので、利用可能な最新のテクノロジーを使うことは理にかなっています」と述べました。
「私たちの組織は相互扶助組織として、利用者が所有し、利用者のために運営されていることを誇りに思っています。したがって、敬意をもって利用者と接すること、困難な時期を通して彼らを支援すること、また利用者がうまくやりくりでき人生が楽になるようにすること、いずれにおいても私たちがしっかりと利用者に焦点を当てているのは、まったく正しいことです。」
「ワンファミリーのビジョンはより良い未来をインスパイアすることですが、次の世代以上にインスパイアすべき相手がいるでしょうか？そこで、私たちはチャイルド・トラスト・ファンドの利用者ができるだけ速くかつ簡単に自分の口座に安全にアクセスできるようにしたいと思いました。そして、利用可能な最新のテクノロジーを使うことは理にかなっていました。」
「お客様は、無料のYotiアプリを使用して、自分が誰であるかを最小限の手間で証明できるようになります。スマートフォンのアプリからアクセスでき、紛失リスクを軽減し書類手続きを代替します。私たちはティーンエイジャーが多忙なことを理解しており、この革新的なアプローチは彼らの時間を節約し、生活をより楽にします。」
「オンラインの10代のコミュニティとの話し合いから、その多くは統一的な身分証明書を持っていないことを私たちは知っています。Yotiアプリは、幅広い文書を使えるようにすることで、これを支援します。」
Yoti社のJohn Abbott最高業務責任者(CBO)は、「ワンファミリーとのパートナーシップ以上のものはありません。18歳になり成人として生活する準備ができた人たちの携帯電話にIDを付与します。こうしたヤングアダルトたちは、チャイルド・トラスト・ファンドや日常のさまざまな状況において、Yotiを使い安全に自分自身を証明することができるようになります。重要な書類は家に保管しておくのが一番です。」と述べました。
また、ユーザーは自分のYotiアカウントを日常生活で再利用して、他の人や組織に対し身分を証明できます。例えば、イギリス全国の1万2,000店以上のコンビニエンスストアで年齢制限付き商品の購入にあたって年齢を証明したり、ウェブサイトにログインしたりすることができます。
Yotiは256ビットの暗号化を使用してユーザーの詳細を保護します。また、特定のID属性を共有可能にすることで、個人データをより詳細に制御できます。ユーザーは常に、自分が共有しているデータの詳細と、誰とそれを共有しているのかを把握しています。
