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NFUミューチュアル(イギリス)がサイバースカウト(CyberScout)社およびオントラック(Ontrack)社と提携しオーダーメイドの住宅保険にパーソナル・サイバー保障を導入

イギリスのICMIF会員NFUミューチュアルNFU Mutual)は、6月15日(月)から新しい住宅保険「NFUミューチュアル・ビスポーク(NFU Mutual Bespoke)」(Bespokeはオーダーメイドの意)の顧客向けにパーソナル・サイバー保障を標準で組み込み、顧客のプライバシー、データ、財産が家や家財と同様に専門的保障を受けられるようになります。

      • 組込まれたこの保障により、5つの主要なサイバーリスクに対してNFUミューチュアルから最大5万ポンド(660万円)の補償がなされます。
      • ICMIF協賛会員サイバースカウトCyberScout)社およびデータ復旧専門のオントラックOntrack)社との提携により、24時間年中無休のサイバー・ヘルプラインとデータ復旧サービスを通じて、顧客のための総合的な支援を提供します。
      • サイバー専門家がオンラインの安全性を維持するためのヒントを提供します。

NFUミューチュアルによると、この保障の導入は、2019年10月の「NFUミューチュアル・ビスポーク」の保険提案の再開に続いて、富裕層市場における同社の地位を強化するのに役立ちます。この商品は住宅保険にテイラーメードのアプローチを取り入れ、美術品、宝飾品、収蔵品などの高価な所有品を置いている物件向けに特別に設計されています。

内閣府の最近の数字によると、英国民に対するサイバー犯罪の全体的なコストは年間31億ポンド(4,092億円)と推定されています。一方、サイバーセキュリティ・ベンチャーズ(Cyber Security Ventures)は、2021年までにランサムウェア攻撃が11秒ごとに発生するとの予測を発表しています。2019年、ヘルプネットセキュリティ(Help Net Security)は消費者またはその家族の65.1%がデータを失ったと推定しました。これは、前年比29.4%の大幅増です。

NFUミューチュアルのパーソナル・サイバー保障には、パートナーであるサイバースカウト社およびオントラック社が提供する24時間年中無休のサイバー・ヘルプラインとデータ復旧サービスが組み込まれています。この保障の目的は、住宅保険「NFUミューチュアル・ビスポーク」の顧客に、サイバー犯罪の被害に遭った場合に、一連の総合的なサポートにアクセスできる安心感を与えることにあります。

顧客は、主要なインシデント対応ベンダーであり、ICMIF協賛会員であるサイバースカウト社が提供する専用のNFUミューチュアル・ビスポーク・サイバーアシスタンス・ヘルプラインを介して、24時間年中無休の電話によるサポートを無制限に利用できます。サイバースカウト社の専門アドバイザーは、犯罪者から保護する「最新の」方法で顧客を指導するだけでなく、攻撃が発生した場合には、プロセスを管理し損害を抑制するために顧客に対応します。

この問題が電話で解決できなかった場合、NFUミューチュアルは、サイバー攻撃、ランサムウェア、個人情報の盗難、サイバー犯罪、スマートデバイスおよびウェアラブルなど、最も一般的な5種類のサイバーリスクに対して顧客に最大5万ポンド(660万円)まで保険金を支払います。

保険金請求にあたり、顧客は世界最大のデータ復旧会社であるオントラック社からもサポートがうけられます。オントラック社は、サイバー犯罪、ランサムウェア、その他のデータ損失シナリオの影響を受けた人々のために、完全な一連の専門サービスを提供します。オントラック社の社内クリーンルームとラボラトリーエンジニアの専門家チームは、豊富な経験と独自のデータ復旧ツールやテクニックを駆使して、貴重なデータを復旧する可能性を最大限に高めます。

NFUミューチュアルのビスポーク担当マネジャー、ニック・ウィルモット(Nick Wilmot)氏写真)は、「富裕層市場で成長を続けるためには、適切かつカスタマイズされた包括的な保障を開発し、意義のある方法でお客様に価値を付加することが不可欠です」と語りました。

「当社は、デジタルとテクノロジーの利用増加や、富裕層からさらに大きなリターンを奪うことを狙う頭脳犯罪者の巧妙化によってお客様が直面しているサイバーリスクの増大に直接対応するためにこの保険を設計しました。」

「誰もがサイバー犯罪の被害者になりえますし、攻撃は個人や家族に多大な苦痛をもたらす可能性があります。最も意識の高いお客様でさえも、特に銀行口座とIDが危険にさらされる可能性について、サイバー犯罪に対する不安と脆弱性を感じており、お客様からは、攻撃を受けた際に何をすべきか、誰に相談すべきかわからないとの声が寄せられています。」

「これが、攻撃による金銭的影響から最大で5万ポンド(660万円)を保障するだけでなく、お客様にNFUミューチュアル・ビスポーク・サイバーアシスタンス・ヘルプラインへのアクセスにより、サイバースカウト社からの24時間年中無休のテクニカル・サイバーサポートを無制限に提供している理由です。このヘルプラインは、セキュリティ問題を回避するためのアドバイスや、攻撃が発生した場合の緊急のヘルプに利用できます。インシデント対応担当者は、保険金請求が発生する前に損害を抑制することを目的とした一連のソリューションをお客様に説明します。保険金請求が発生した場合、私たちはサイバースカウト社とオントラック社との提携により、サイバーおよびデータ復旧の専門家に確実にアクセスできるようにし、お客様に総合的な保障を提供します。」

サイバースカウト社コマーシャルダイレクター(グローバル市場担当)のトム・スパイアー(Tom Spier)氏は、「ますますデジタル化するライフスタイルでは、サイバー犯罪は、盗難や火災よりも人々に大きなリスクを与える可能性があります。NFUミューチュアルと提携して、その保険契約者に世界クラスのパーソナルサイバー保障サービスを提供できることを嬉しく思います」と語りました。

「歴史的に、富裕層向けプログラムは、市場全体の方向性を示す指標であることが証明されており、このプログラムも例外ではありません。サイバーサービスを既存のプログラムに組み込むことで、NFUミューチュアルは現在だけでなく将来に向け保険契約者を保護し、力を与える方法をを主導しています。」

オントラック社のフィル・ブリッジ(Phil Bridge)社長は次のようにコメントしています。「ここ1年間で最も重要なサイバーセキュリティのトレンドは、ランサムウェアの台頭です。サイバー攻撃やランサムウェアから安全な人はいません。それはすべての人に影響を及ぼします。今まで以上に多くの個人データが生成されており、それを失うことが保有者にとって壊滅的な意味を持つ可能性があります。個人にとってデータ復旧が可能であることを知ることは不可欠です。私たちの目標は、できるだけ早く正常に戻るためのお客様の努力をサポートすることです。」

NFUミューチュアルのパーソナル・サイバー保障は、2020年6月15日から「NFUミューチュアル・ビスポーク」の見積に含まれます。既存顧客および6月15日より前に見積もられた契約は、2020年9月1日以降に到来する更新時に「NFUミューチュアル・ビスポーク」の契約にパーソナル・サイバー保障が追加されます。

詳細については、www.nfumutual.co.uk/bespokecyberをご覧ください。

※ 文中の金額は1ポンド=132円で換算

 

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

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