カナダのICMIF会員コーポレーターズ(The Co-operators)は今週、その多くが新型コロナウィルスに関連するメンタルヘルスの問題と不安に苦しむ、カナダの青少年と疎外されたコミュニティへの救済資金を増やしたと発表しました。
協同組合保険組織であるコーポレーターズは、ボーイズ・アンド・ガールズ・クラブ・オブ・カナダ(BGCC)や キッズ・ヘルプ・フォン(Kids Help Phone)、そしてイナクタス・カナダ(Enactus Canada)との継続的なパートナーシップを通じた青少年のメンタルヘルス支援資金としての20万5千カナダドル(1,620万円)に加え、新型コロナウィルスの状況に照らしてさらに22万カナダドル(1,740万円)の投資を上積みしました。。
「コーポレーターズは、その多くが大きな障害と不安に直面しているカナダの青少年の精神的健康とコミュニティの回復力を支援することに力を注いでいます。若者と関わり支援することは、より健康的で安全かつ回復力のあるカナダのコミュニティを実現するための重要な要素です」と、コーポレーターズの社長兼最高経営責任者であるロブ・ウェスリング(Rob Wesseling)氏は言います。
2020年、コーポレーターズはBGCCと新たなパートナーシップを結び、6歳から17歳までの子ども向けの金融リテラシープログラムを開発しました。この作業は続いていますが、新型コロナウィルスは他の差し迫ったコミュニティのニーズを生み出しました。
「新型コロナウィルス危機の間、ボーイズ・アンド・ガールズ・クラブはカナダ全土の家族のために最前線に立ち、ケアパッケージ、エッセンシャル・ワーカー(社会で必要不可欠な労働者)へのデイケア、あらゆる年齢の子供たちへのバーチャルプログラム、その他の緊急ニーズを提供しています。緊急救援基金への寄付についてコーポレーターズに感謝します。これは、私たちのクラブが非常に必要とされている仕事を続けるのに役立ちます」と、ボーイズ・アンド・ガールズ・クラブ・オブ・カナダ(BGCC)の社長兼最高経営責任者のオーエン・チャーターズ(Owen Charters)氏は述べました。
新型コロナウィルス危機の間にコーポレーターズは青少年のメンタルヘルスをどのようにサポートしているか?
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- ボーイズ・アンド・ガールズ・クラブ・オブ・カナダ(BGCC)
コーポレーターズの資金提供により、BGCCは、非接触型の食料配給、ドライブスルー式フードバンク、危機対応ホットライン、食事、宿泊施設などを通じて、メンバー、家族、および影響を受けるコミュニティに緊急サポートを提供することができます。1900年以降、ボーイズ・アンド・ガールズ・クラブは子ども、若者、家族に門戸を開き、カナダ全土の700のコミュニティの20万人以上の若者に重要なプログラムとサービスを提供してきました。
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- キッズ・ヘルプ・フォン(Kids Help Phone)
コーポレーターズは、24時間年中無休の機密テキストメッセージサービスを若者に提供する、キッズ・ヘルプ・フォンを搭載したクライシス・テキストライン(Crisis Text Line)の創設パートナーです。コーポレーターズは、新型コロナウィルスに起因するテキストメッセージによるサポートの需要増加に対処するために、より多くのカウンセラーとボランティアの危機対応者を雇うために追加の資金を提供しました。キッズ・ヘルプ・フォンは、青少年のための専門カウンセリング、情報、紹介、ボランティア主導のテキストベースのサポートを提供するカナダ唯一の24時間年中無休の全国サービスです。
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- イナクタス・カナダ(Enactus Canada)
イナクタス・カナダとコーポレーターズのパートナーシップは、大学生のメンタルヘルスを強化することに焦点を当てていますが、同時にコミュニティにおいても同様の機会を提供しています。コーポレーターズの「青少年メンタル・ウェルネス・プロジェクト・アクセラレータ(Youth Mental Wellness Project Accelerator)」はコミュニティの精神的健康を支援するプロジェクトを学生が開発できるようにするものです。また、コーポレーターズは最近、メンタルヘルスの回復力に対処するための夏季補助金プログラムを立ち上げるために追加の資金を提供しました。