膨大な数のミレニアルおよびZ世代が労働力として参入し続ける中で、協同組合/相互扶助の保険組織にとり、その独自のビジネスモデルを「働きたい組織」と見なされる要因として位置付け、将来の世代にとって意味のある存在であり続けることが重要です。国際協同組合保険連合(ICMIF)の最新レポート「戦略インサイト:相互扶助の次世代人材」によると、持続可能で社会的に責任を持ち、パフォーマンスの高い事業である協同組合/相互扶助の保険組織には、才能あるミレニアル世代を引きつけ、定着させる特性が備わっています。
「真に持続可能な組織であるためには、協同組合/相互扶助の保険組織は次世代の才能を引きつけ、定着させ、育成しなければなりません。なぜなら、これは今日の急速に変化する市場のニーズに対応するために不可欠であるからです」と、会員限定で本日発行された新しいICMIFの「戦略インサイト:相互扶助の次世代人材」レポートは述べます。
これは、ICMIFヤングリーダー・フォーラムのメンバーである若い専門家のグループによって書かれた初のレポートです。レポートでは、協同組合/相互扶助の保険組織が若い従業員を引きつけ、育成し、定着させるための最良の方法に関する包括的な調査の主な成果が概説されています。
ICMIF事務局長のショーン・ターバック(Shaun Tarbuck)氏は次のように述べています。「ICMIFによるこの最新の戦略レポート『相互扶助の次世代人材』は、協同組合/相互扶助の保険組織がミレニアルやZ世代の従業員を引きつけ、定着させ、育成するために実践している取り組みと革新的なプログラムについて心に訴えかける数多くの事例を見せてくれます。人材を引きつけることと定着させることは本質的に関連しており、会員組織からのさまざまな事例の多くがこのレポートで取り上げられ、その両方に対してのツールとして機能します。従業員の参画と人材育成に向けた組織の意識が高ければ、潜在的な才能ある人材が組織に加わる可能性が高くなります。」
このレポートのコーディネーターでICMIFのビジネスインテリジェンス担当ヴァイスプレジデントであるベン・テルファー(Ben Telfer)氏は次のように述べています。「ICMIFヤングリーダー・フォーラムによる最初の調査レポートを発行できることをうれしく思います。戦略のベストプラクティスに関する独自の情報を会員組織と共有するだけでなく、このヤングリーダーのグループによる最初の共同研究を発表できるのは素晴らしいことです。レポートに示されている実践的な事例と洞察が、ミレニアル世代の従業員を引きつけ定着させるというグローバルな課題にICMIF会員組織の上級リーダーが取り組む助けとなり、他の若い専門家にインスピレーションのもとを提供することを願っています。レポート内の取り組みの多くは若い専門家によって作成、主導されており、自分自身およびそれぞれの出身組織の同僚たちの参画と成長を積極的に支援するものです。」
レポートには、世界の23組織のICMIF会員による回答の概要が含まれており、協同組合/相互扶助モデルを独自であり、かつ若い世代から「働きたい組織」として位置付けるのに役立つ(とICMIFおよびレポートの著者たちが信じる)幅広い取り組みとプログラムについて説明しています。ICMIFのグローバルネットワークから17か国の23組織がレポートに取り上げられています。
本レポートは、協同組合/相互扶助の雇用者にとっての新たな課題、最高の才能を引きつけて定着させ組織内で活躍することを望むマネージャーへのいくつかのアプローチにかかる提案についての議論で締めくくられています。
このレポートの発行に先立ち、同じく6月25日(木)にICMIFウェビナー「相互扶助の次世代人材を引きつけ、定着させ、育成する」が開催されました。このウェビナーでは、2つのICMIF会員組織の代表者が、ミレニアル/Z世代の従業員を引きつけ、定着させ、育成するために、それぞれの組織で実施されている取り組みとプログラムのいくつかを共有しました。
発表者:
ICMIFウェビナーは、会員組織のみを対象に、現在の戦略的な課題や協同組合/相互扶助保険セクターに影響を与える最新のトレンドに着目し開催されており、ICMIF会員組織と著名な業界専門家によるソートリーダーシップとベストプラクティスを紹介します。
ICMIFヤングリーダー・フォーラムは、ICMIF会員組織に働く若手の専門家(およそ20歳から35歳まで)で、組織内で将来のリーダーの有力候補として上長から認められている人たちのネットワークです。フォーラムは、メンバーのキャリアと能力の開発に焦点を当て、さらにインテリジェンス委員会の議論およびそのアウトプットのICMIF会員全体へのフィードバックにあたり付加価値を提供しています。ヤングリーダー・フォーラムの詳細についてはコーディネーターであるベン・テルファーまでご連絡ください。