皇太子の持続可能な会計プロジェクト(A4S)は、財務界のリーダーらが弾力性のあるビジネスモデルと持続可能な経済への抜本的な転換のための行動を起こすように促すことを目的に、英国のチャールズ皇太子により2004年に設立されました。
この組織には3つの主要な目的があります。
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- 財務リーダーに、持続可能で弾力性のあるビジネスモデルを採用するように促す
- 環境および社会的課題によりもたらされる機会とリスクを反映した統合アプローチを可能にするために財務上の意思決定を変革する
- グローバルな財務および会計コミュニティ全体で行動を拡大する
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A4SとICMIFのパートナーシップは共通の価値観と目的の上に築かれたもので、A4Sの取り組みが地球規模で広がる中、ICMIFはより多くの会員団体にA4Sの取り組みへの参加を促して行こうと考えています。
2019年11月に開催のICMIF理事会において、ICMIFのショーン・ターバック(Shaun Tarbuck)事務局長は、最高財務責任者(CFO)やその他の財務のリーダー達と、会計報告に持続可能な財務慣行を組み込む方法を共有するために、A4Sがすでに行っている素晴らしい作業を引き続き促進するというICMIFのコミットメントを確認しました。持続可能な世界を実現する上で財務コミュニティの役割は重要であり、協同組合/相互扶助の保険組織はこの業務に積極的に関与するのに理想的な組織であるとICMIFは信じています。
皇太子の持続可能な会計プロジェクト(A4S)は、弾力性のあるビジネスモデルと持続可能な経済の構築における財務の役割を理解する上で、ICMIF会員団体の財務リーダーとその組織をサポートするためより多くの無料コンテンツを提供しつつあります。
A4Sアカデミー
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- メンバーは、A4Sアカデミーの12か月間のコアプログラム(上級財務専門家向け)に申し込み、組織の意思決定プロセスに持続可能性を組み込むために必要な知識とスキルを習得することができます。
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ウェビナー・プログラム
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- メンバーは、A4Sウェビナー・プログラム(誰でも参加可能)を通じてコンパクトサイズの学習セッションを利用できます。このインタラクティブなウェビナーでは、主要なビジネスからの洞察に基づいて、財務専門家が弾力性のあるビジネスモデルを作成する上で果たすことができる役割を検討するトピックを探究します。
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ポッドキャスト・シリーズ
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- 世界中の組織からの財務の第一人者とのインタビューと議論を特集した「Financing our Future」ポッドキャスト・シリーズをお聞きください。
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A4Sプロジェクトは世界中の財務コミュニティと連携し、ネットワークをグローバルに積極的に展開しています。カナダでは、ICMIF会員のコーポレーターズ(The Co-operators)がA4Sに関与しており、財務担当副社長兼最高財務責任者のカレン・ヒギンズ(Karen Higgins)氏は、A4Sカナダ支部のメンバーの一員です。米国では、ICMIF会員のセキュリアン・フィナンシャルグループ(Securian Financial Group)の副社長兼最高財務責任者であるウォーレン・ザッカロ(Warren Zaccaro)氏が米国支部のメンバーとなっています。