不確実で転変する新型コロナウィルスの状況の中で、アメリカのICMIF会員スライベント(Thrivent)は、会員と顧客へのサービス提供、職員の健康と安全の保護、そして、この前例のない時代に会員が自分たちのコミュニティを支援するのを力づけることに専念してきました。5月末の時点で、46,000人以上のスライベントの会員とその友人、家族、近隣の人びとが、全国の17,000を超える非営利組織や教会に、待望された約1,300万米ドル(13億7,800万円)の寄付を行ないました。
スライベント財団(Thrivent Foundation)は、新型コロナウィルスの影響を受けた人びとや非営利団体を支援するために、Fox Cities および Twin Cities(スライベントが事務所を置くコミュニティ)の3つの救援基金に15万米ドル(1,590万円)を寄付し、スライベント会員の寛大さを補完しています。財団はまた、パートナー組織に一般運転資金を提供し、新型コロナウィルスがパートナー組織の能力に及ぼした初期の悪影響を緩和するのを手助けしています。
今年初め、スライベントは危機に対応して新型コロナウィルス寄付マッチングのチャレンジを開始しましたが、会員からは300万米ドル(3億1,800万円)超の寄付が寄せられ、目標を達成しました。フォーチュン500に入る金融サービス組織であるスライベントは、150万米ドル(1億5,900万円)のマッチング拠出を約束し、合計額を(当初の合計目標である300万ドルを超える)500万米ドル(5億3,000万円)超としました。
「私たちはいつものように、しかしとりわけ現在は、会員、お客様とそのご家族にサービスを提供することをお約束しています」と、スライベントの社長兼最高経営責任者であるテリー・ラスムッセン(Terry Rasmussen)氏は述べます。「ご安心ください。スライベントは強力で安定し多角化された金融サービス組織であり、この嵐を乗り切るだけでなく繁栄できる良い立場にあります。当社の強力な資本とサープラスの状況により、私たちは既存のそして今後のお約束をお客様にご提供することができます。」
コロナウイルスの影響が出て以降、会員・顧客を支援するために、スライベントは生命保険および健康保険商品の保険料払込猶予期間を延長し、経済的支援を提供しています。スライベントは、パンデミックの最中に保険料の未払いを理由に、契約を失効させないと発表しました。
スライベントには、職員への配慮を示すための行動計画もあります。これには、3月23日から始まった大半の職員に対する在宅勤務要請が含まれます。スライベントの専門家は、テクノロジーを使用して会員とバーチャルに面談することも奨励されており、会議やイベントの大部分は(可能であれば)バーチャルな取り組みに移行されています。
スライベント会員ネットワーク(教会、コミュニティ、さらにはそれを越えた人びとが集まって良い事を行なう地域グループ)が主催するイベントは、可能な限りバーチャルで開催され、会員とコミュニティを支援しています。スライベントは、当初3月~5月に予定されていたすべてのスライベント・アクションチームを延期し、イベントを完了するための時間的な余裕を設けました。スライベントは次のように述べています。「 私たちの会員は、コミュニティに情熱を傾け、献身しています。スライベントは、会員がお金に賢くなり、その方たちが最も気にかけている寄付先や人びとに還元するのを支援することをお約束します。スライベントの一連のメリットにより、会員は独自の方法で寛大さを表現し、さらに大きな影響を与えることができます。」
使命に導かれた会員所有の友愛組織であり、そして総合的な金融サービス組織であるスライベントは、200万人を超える顧客に、保険、バンキング、投資オプション、金融アドバイスなど、さまざまな金融ソリューションを提供し、顧客の繁栄を支援しています。「与えられたすべてを最大限に活用することで人類は繁栄すると私たちは信じています」という組織の基本目的に動かされ、スライベントは、顧客の目標と優先事項に焦点をあて、顧客がいま(そして将来)望んでいる生活を送るのに役立つ金銭的な選択に導くべく努めています。
※ 文中の金額は1米ドル=106円で換算