この一連の4つのウェビナーは、協同組合/相互扶助セクターや保険業界のその他のリーダーからベストプラクティスを聞く機会を提供し、ICMIF会員が持続可能性への取り組みを強化し、責任ある投資と持続可能な財務のあらゆる側面でリーダーシップを推進できるように手助けします。
これらのウェビナーは、特にICMIF会員組織の投資、財務、持続可能性の専門家を対象としていますが、これらのトピックに関心のあるICMIF会員組織のすべての従業員が参加できます。会員はこのウェビナーシリーズに一度登録するだけで、4つのウェビナーのそれぞれに参加するための自動アクセス権が付与されます。 4つのウェビナーの録画は、登録したすべての人に送信されますので、一部またはすべてのウェビナーにライブで参加できなかった場合でも、ご自分の都合の良いときに視聴できます。
9月21日 (月) 23時-24時(日本時間)
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- 持続可能な財務における指導的役割の形成
2019年11月、ICMIFは「英国皇太子の持続可能な会計プロジェクト(Prince’s Accounting for Sustainability Project: A4S)」とのグローバルパートナーシップを発表しました。チャールズ皇太子によって2004年に設立されたA4Sは、持続可能な意思決定を「通常どおりに」行い、リーダーが持続可能な回復力のあるビジネスモデルを採用するように促すこと、統合的なアプローチを可能にするために財務上の意思決定を変革すること、そして、この活動をグローバルな財務および会計コミュニティ全体に拡大することを目指しています。ICMIFとA4Sは数年にわたって協力しており、一部のICMIF会員も関与しています。実際に、カナダのコーポレーターズとアメリカのセキュリアン・フィナンシャルは、それぞれの国においてA4SのCFOリーダーシップネットワークの創設メンバーとなりました。
このウェビナーは、ICMIFのベストプラクティス・サークルの立ち上げでもあります。A4Sの仕事とその目標および目的を紹介し、ICMIF会員がA4SのグローバルCFOリーダーシップ・ネットワークに参加するためのさらなる機会を強調するものです。コーポレーターズとセキュリアン・フィナンシャルのCFOも、A4Sとの共同の直接的な経験についての感想を共有するとともに、持続可能性を日常の意思決定に組み込むことが自社にとって重要である理由について説明します。
スピーカー
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- Jessica Fries 氏、Accounting for Sustainability (A4S) 会長
- Karen Higgins 氏、The Co-operators (カナダ) 副社長兼最高財務責任者
- Warren Zaccaro 氏、Securian Financial (アメリカ) 副社長兼最高財務責任者
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9月22日 (火) 18時-19時(日本時間)
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- グリーンボンドおよびそれに投資すべき理由
世界が新型コロナウィルスのグローバルなパンデミックを克服するために戦う中、「より良く復興する」、そしてまた「環境に優しい」というビジョンが高まっています。新型コロナウィルスは、気候変動との闘いのターニングポイントであり、地球を脱炭素化するための本質的な必要性であると分かるかもしれません。この対応はもはや「正しい行動」ではなく、持続可能な未来を作るために不可欠です。そして、グリーンボンドへの投資は私たちをそこに導くのを助ける一つの方法です。2019年に、世界のグリーンボンドとグリーンローンの発行・実行額は2,580億米ドル(27兆3,480億円)に増加しましたが、これは2018年から51%の増加となり新記録となりました。しかし、それでも世界全体では発行・実行額のわずか4%にすぎません。
このウェビナーでは、Climate Bonds Initiativeのジャスティン・リー・ベル(Justine Leigh-Bell)氏が、グリーンボンドとは何か、そして、将来に向けて、より回復力があり、持続可能で環境にやさしいコミュニティを構築するための資金メカニズムをどのように提供しているのかについて説明します。ICMIF会員であるスウェーデンのフォルクサム(Folksam)の社長兼最高経営責任者であるユルヴァ・ウェッセン(YIva Wessen)氏も加わります。フォルクサムは、世界有数のグリーンボンド投資家の1つであり、現在の総投資額は30億米ドル(3,180億円)を超えています。フォルクサムはまた、企業が2050年までに投資ポートフォリオを温室効果ガス排出量ネットゼロに移行させることを約束している(フォークサム自体は2030年までの達成を約束)、国連が支援する「ネットゼロ資産保有者アライアンス(Net-Zero Asset Owner Alliance)」の主要な提唱者でもあります。
ウェビナーでは、グリーンボンドに特に投資する理由、そしてスウェーデンが2015年以降、世界中の他のどの国よりも多くのグリーンボンドを発行してきた理由について議論します。
スピーカー
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- Justine Leigh-Bell 氏、Climate Bonds Initiative (イギリス) 副最高経営責任者兼市場開発ダイレクター
- Ylva Wessen氏、Folksam (スウェーデン) 社長兼最高経営責任者
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9月22日 (火) 22時-23時(日本時間)
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- 投資ポートフォリオのグリーン化
パリ協定から5年が経過し、気候変動の幅広い影響が明らかになり、社会的行動主義の高まりが公共政策や意思決定に影響を与え始めています。投資家と投資先の企業は、さまざまな利害関係者から気候変動リスクに対処するように圧力を受けています。気候変動の専門家でアビバ・インベスターズのチーフ・レスポンシブル・インベストメント・オフィサーであるスティーブ・ウェイグッド(Steve Waygood)氏と、アビバのアナリティクス&モデリング担当ダイレクターであるベン・カー(Ben Carr)氏は、ミクロ(投資ポートフォリオのグリーン化)からマクロ(私たちの個々の努力はパリ協定の全体像のどこに当てはまるのか)まで最新の考えを共有します。
また、このウェビナーでは二人のスピーカーが、これからこの取り組みに着手しようとする人たちのために、ICMIF会員がこの移行を開始するためにできることについて情報共有します。
スピーカー
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- Steve Waygood 氏、Aviva Investors チーフ・レスポンシブル・インベストメント・オフィサー
- Ben Carr氏、Aviva アナリティクス&モデリング担当ダイレクター
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9月23日 (水) 21時-22時(日本時間)
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- 相互扶助の価値創造のためのビジネス戦略におけるSDGsの利用
保険会社は社会への貢献において不可欠な役割を果たしています。これには、経済的持続可能性の創出と貧困の削減、健康で回復力のある地域社会の構築、気候変動への取り組み(2030アジェンダで定められた国連持続可能な開発目標(SDGs)を支える貢献)などが含まれます。一部のICMIF会員は既にSDGsをビジネスの中心に据え、戦略的優先事項と長期的目標をSDGsと整合させ、持続可能性とESG(環境・社会・ガバナンス)の目標を自社の報告プロセスに統合しています。
このウェビナーでは、ICMIF会員組織の2つのケーススタディによって、SDGsを利用して2030アジェンダに貢献するために行われている取り組みや、SDGsへの対応がどのようにビジネス全体で相互扶助の価値命題を実現するかについて紹介します。
スピーカー
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- Ann Sommer氏、Länsförsäkringar AB (Sweden) 経営委員会委員
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