写真（左から）：ファビアン・メリス氏、イブ・ティオンゴ氏（CIC保険グループ 事業開発マネージャー）、マーク・キャロン氏、ヴィッキー・ンジョキ・カゲマ氏（CIC保険グループ リレーションシップ担当者（ブローカーおよびエージェント））
2020年1月、ICMIF会員組織 P＆Vグループ（ベルギー）の内部監査人であるマーク・キャロン（Mark Caron）氏は、ケニアのICMIF会員組織 CIC保険グループ（CIC Insurance Group）で1週間をかけて、同国でのICMIF 5-5-5戦略プロジェクトの初年度の監査を実施しました。P＆Vグループは、ケニアのCICプロジェクトの長年の支援組織です。
派遣の対象は？ ケニアのCIC保険グループです。 ICMIFは、会員組織であるCIC保険グループと提携して、低所得者向け相互扶助保険ソリューションのケニアでの普及を支援しています。ICMIFはこの提携を通じて、今後5年間で25万世帯の酪農家に手頃な価格の相互扶助の保険商品を提供することを目指しています。
派遣の内容は？ この任務の目的は、2019年12月31日に終了したICMIF 5-5-5プロジェクトの初年度について監査し、その結果を用いて、プロジェクトの残り期間のためのリスク管理および統制プロセスを強化する方法を提案することでした。
技術支援はどのように機能したか？ CIC保険グループは、マーク・キャロン氏がケニアに赴く前に、現地に到着してすぐに任務に取り掛かれるように同氏に予備知識を提供しました。キャロン氏は任務期間中、ナイロビにあるCIC保険グループの事務所に迎えられ、以前CICに技術支援出向したことがある同僚のファビアン・メリス氏がこれに同行しました。ケニア滞在中、キャロン氏はCICで報告業務に携わる主要なステークホルダーと話しをしました。キャロン氏は帰国に際し、自身の所見と提案をまとめたレポートを作成し、プロジェクトに関わったすべての当事者とそれを共有しました。
派遣はこれまでどのような影響を及ぼしたか？ マーク・キャロン氏の初年度の監査レポートは、CIC保険グループ、ICMIFおよびプロジェクトへの資金提供者に、プロジェクトの初年度を効果的に分析できる貴重な起点を示しました。プロジェクト期間の残る3年間のリスク管理と統制プロセスを強化する方法に関するキャロン氏の提案は、プロジェクトの長期的な持続可能性にプラスの影響を与えることは間違いありません。
「私は、これまでやってきたこととはまったく異なる状況にある、やりがいのある機会を探していましたが、純粋に他の人びとを助けるようなこともしてみたかったのです。今回の任務は全ての要件を満たしていました。」P＆Vグループ（ベルギー）内部監査人 マーク・キャロン（Mark Caron）氏
「このプロジェクトの支援組織として、監査を実施するためにシニア監査チームのメンバーを派遣したことは素晴らしい機会でした。短い期間ではありましたが、私たちはマークがこのプロジェクトを最大限に活用し、その将来の達成に役立つ価値ある提案を提供できる適切な人物であると感じていました。」P＆Vグループ（ベルギー）ダイレクター兼執行委員会メンバー フィリップ・ド・ロングヴィル氏
「マークは、異なる文化や国においてビジネス慣行がどう機能しているかを探究するのにオープンだったため、彼の任務は非常にうまくいきました。彼は前向きな影響をもたらし、ここケニアでの5-5-5プロジェクトの進展を支援することに尽くしてくれました。」CIC保険グループ 事業開発マネージャー イブ・ティオンゴ氏
この記事はICMIFの許可を得て翻訳・掲載されています。ICMIF 5-5-5相互扶助マイクロインシュランス戦略については、こちらをご覧ください。
