オランダのICMIF会員アクメア(Achmea)は、損害による保険金請求対応のために顧客の家を実際に訪問する件数を今後は半分にできることを明らかにしました。
現在、修理業者はアクメアのため毎年数万件の被害を受けた住宅や企業を訪問しています。保険金請求処理のため彼らは通常2度訪問します。1度目は損傷を調査するため、2度目は損傷を修復するためです。可能であれば、損傷はデジタルで記録されます。これにより、支払処理の速度が向上し、また修理業者が2度出向く必要がないためCO2排出量も削減されます。アクメアは、今年初めに実施された新システムの試験に顧客が前向きに反応したと述べています。
アクメアは、ワールウェイク市の建設会社クラインゲルドで新たな手法を実験しました。この実験は新型コロナウイルスが発生する以前から行なわれています。アクメアのシニア購買マネージャーであるエリック・ウェリング(Erik Welling)氏は、デジタルによる手続きが今後どのように行なわれるかについて説明します。「損害請求を受け付けた後、建設会社はお客様に安全なリンクを送信します。その後、お客様はそのリンクをクリックして損傷が生じた場所にいるだけです。リンクはスマートフォンやタブレットで開くことができます。その上で、保険契約者と建設会社の従業員は、実際に契約者の家で会うことなしに損傷を確認します。このインタビューの後に保険契約者は何もする必要はありません。そしてアクメアは調査を完了します。」
ウェリング氏は最後に水漏れの良い実例を取り上げました。「遠くから見たとき、水漏れはないように見えました。単にドレンオーバーフローのレセプタクルが歪んでいることがわかりました。お客様は自分でそれを直すことができました。そして、損害請求は解決されました。」
アクメアは、顧客が保有するリスクについての洞察を与える革新的なサービスで顧客を支援します。これにより同社は顧客が可能な限り損害を防止・限定するのに貢献します。