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リオ・ウルグアイ保険(アルゼンチン) 職場の包摂性とLGBTIQの人たちに向けた保険商品の開発を推進

アルゼンチンのICMIF会員であるリオ・ウルグアイ保険Río Uruguay Seguros)は、トレーニングを通じて長期的な雇用機会を提供することによって、より大きな経済的・社会的な包摂の達成を目指す取り組みを開始しました。

さらに、同社はLGBTIQ(lesbian, gay, bisexual, transgender/transsexual, intersex and queer/questioning の略語)の人たちのニーズを具体的に満たす新商品や保険を生み出すことを目指しています。

持続可能性の高いコミュニティに包括的に到達することは、リオ・ウルグアイ保険が同社の「多様性・包摂プロジェクト」を通じて設定した目標のひとつであり、保険が変化や社会・雇用の成長のためのツールになり得る方法について検討するものです。

リオ・ウルグアイ保険は、これがアルゼンチンの労働・雇用・社会保障省が推進する「職業訓練プログラム」を適用し、8名のトランスジェンダー女性のグループと、8名の運動機能障害者のグループの2つに対して3か月間の保険研修を行なうと発表した理由であると述べています。

この研修は、労働・雇用・社会保障省、保険業女性協会およびリオ・ウルグアイ保険企業大学により共同実施され、とりわけ保険と保険文化についての基本的な諸概念の学習などを行ないます。研修では、各参加者のスキルと能力の向上を目的とし、研修終了時に参加者はアルゼンチンで「保険アドバイザー補佐」として知られる資格を手にします。

保険を専攻し学習を続けたい場合は、奨学金を受給し、保険業女性協会およびリオ・ウルグアイ保険企業大学の支援を受けて、保険プロデューサー・コースに進むこともできます。

  包摂的な保険の開発

リオ・ウルグアイ保険は10月に、LGBTIQの人たちのニーズを考慮した具体的商品を発売する予定であり、同社はすべてのLGBTIQの人に包摂的保険を販売する、アメリカ大陸で初のそして唯一の保険会社となります。

同社が取り組んできたもう1つの活動は、保険市場向けの包摂的商品の開発で、これまで保険業界から十分なサービスを受けられなかったこれらのグループの特定のニーズを考慮に入れています。

これらの方針に沿って、リオ・ウルグアイ保険は昨年「Salud Fem」を発売しました。これは、さまざまな形態の女性のがんやその他女性特有の病気に特化して保障するように設計された保険です。この保険には、医療支援、補完的検査、薬物治療、歯科治療、眼鏡、補装具などの追加的給付も含まれます。

リオ・ウルグアイ保険と保険業女性協会との協調により、こうした包摂的なタイプの保険の開発だけでなく、新タイプの保険の開発対象となっている人たちの多様性について具体的な知識を持った販売部隊の組成と育成も可能になります。

  認知度

上記の活動と並行して、リオ・ウルグアイ保険は、国連女性機関(United Nations Women)と共に、また女性のエンパワーメント原則に署名した団体として、社内はもとより社外においても他のグループや提携組織と一緒に、ジェンダーと多様性の観点に関し認知度アップや研修などを実施していきます。

  その他のプロジェクト

リオ・ウルグアイ保険は、保険へのアクセス・イニシアティブ(A2ii)とGIZグローバル・リーダーシップ・アカデミー(GIZ Global Leadership Academy)の支援を受けアルゼンチン保険監督庁(SSN)が主導する「女性と保険(Mujeres y Seguros)」プロジェクトの実行チームの一員です。このプロジェクトは、アルゼンチンの保険業界の代表が集まって中核チームを構成し、同国の経済省も、経済、ジェンダー、金融包摂、資本市場、保険の各局を通じてこれに参加しています。当プロジェクトは、保険へのアクセス・イニシアティブ(A2ii)がアルゼンチン、モロッコ、ルワンダ、インドで同時に実施した包摂的保険イノベーション・ラボの一部となっています。

また、リオ・ウルグアイ保険はアルゼンチン協同組合連盟(COOPERAR)のジェンダー委員会の委員であり、「保険業界の女性(Women in Insurance)」のエグゼクティブ・フォーラムに積極的に参加しています。

 

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

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