アクメア・イノベーション基金(Achmea Innovation Fund)は本日、ランド・ライフ・カンパニー(Land Life Company)の重要な非支配株主持分を取得し、その結果同基金がこの植林会社の最大の外部投資家になることを発表しました。これによりアクメア・イノベーション基金は、世界中で20億ヘクタールの荒廃した土地の回復の手助けを行なっているランド・ライフ・カンパニーの使命を支援する予定です。
パリ協定の目標を達成するためには、大気から大量のCO2を除去することが必要です。植林は、そのための数少ないしかし最も費用効率の高いソリューションの一つです。ランド・ライフ・カンパニーは、大規模な植林を行うテクノロジー主導の植林会社です。これにより生態系の回復と二酸化炭素の回収が確実になると、アクメアは言います。
オランダのICMIF会員アクメア(Achmea)は、ランド・ライフ・カンパニーと協力することで、独自の気候目標を達成するだけでなく、顧客がCO2排出量を削減できるよう支援し、真のカーボンニュートラルを達成したいと考えています。
ランド・ライフ・カンパニーのビジネスモデルは、気候ニュートラルとなるために利用できる他の実行可能なソリューションがない場合、植林を通じて企業のCO2排出量を相殺することに焦点を当てています。
これに関連してアクメアは、気候に対してより多くの貢献をしたいという企業、機関、個人の高まる欲求に牽引され、またCO2排出費用の上昇によって推進されて、カーボンオフセットに対する需要の高まりに対応できるように新たな顧客提案を展開したいと考えています。
ファンド・マネジャーのカタリーナ・マース(Katharina Maass)氏は、「これは素晴らしく、影響の大きい投資です。アクメア・イノベーション基金は、ランド・ライフ・カンパニーの使命を信頼しています。これは、アクメアの企業使命である『健康・安全で将来を見据えた社会に貢献します』と完全に一致するとともに、当社がより良いサービスを顧客に提供できるよう支援してくれます」と語りました。
長期的提携関係
アクメア・イノベーション基金とその共同投資家の投資により、ランド・ライフ・カンパニーは次の成長段階に入ることができます。他にこのラウンドに参加しているのは、DOEN財団(DOEN Foundation)、グランサム財団(Grantham Foundation)、持続可能性関連への投資家である Meewindです。
アクメア・イノベーション基金は、投資と同様に、特にランド・ライフ・カンパニーとの長期的な提携関係の構築を望んでいます。これに関連して、アクメア・イノベーション基金のカタリーナ・マース氏は、投資手続きが完了した時点でランド・ライフ・カンパニーの監査委員会に加わります。
ランド・ライフ・カンパニーの投資・提携に関する最高経営責任者であるジュリアン・ルイス(Jurriaan Ruys)氏は、「ランド・ライフ・カンパニーは、アクメア・イノベーション基金とのパートナーシップの拡大に期待しています。アクメアとランド・ライフ・カンパニーはいずれも社会に心を寄せており、新しいテクノロジーで何が達成できるかを理解しています。私たちは共に自然の回復に取り組んでいきたいと思います」と語りました。
アクメア・イノベーション基金の設立初年度
2020年10月1日で、アクメア・イノベーション基金の設立からちょうど1年を迎えました。同基金は、アクメアの使命に沿って、健康・安全で将来を見据えた社会に貢献したいと考えている有望なテクノロジー企業やその他の企業に成長資金を提供します。例えば気候をテーマに持続可能なソリューションに取り組むことはその課題の一つです。
カタリーナ・マース氏は次のように語っています。「協同組合のアイデンティティをもって、アクメアはお客様と地域社会に価値を提供したいと考えています。このように、私たちは将来を視野に入れています。私たちはそこでアクメア・イノベーション基金を通じて有意義な役割を果たしたいと考えます。」
アクメアにおいてコーポレート・コミュニケーションおよび広報担当シニアアドバイザーを務めるフルール・ベロ(Fleur Bello)氏により発行された元記事を、許可を得て転載しています。