スウェーデンのICMIF会員であるフォルクサム生命(Folksam Liv)は今週、60万人の利用者にお金を還元する通知を送付すると発表しました。総額で2億8,600万クローナ(33.9億円)程度を会員に還元することになります。
この還元は、加盟する労働組合を通じて生命保険に加入し、2019年12月31日において保険契約が有効であった保険契約者に対し行なわれます。
還元の対象となる利用者は、2020年10月から11月にかけ通知が行なわれ、11月から12月にかけてお金が支払われます。
フォルクサム生命によると、還元は一括払いで、利用者が受け取る金額は、払い込まれた保険料の金額ならびに保険数理上の要因によって決まるということです。
同社は、還元の理由として、自己資本利益率が予想を上回ったことおよび2019年の保険金等支払いが想定を下回ったことを挙げています。
「さまざまな仮定や予測に基づいて事前に保険のコストを決定するため、剰余金が発生する可能性があります。長期的に持続可能な保険とするために、毎年保険料を上げ下げするのではなく、安定した料率水準を維持するよう努めています。現在のように剰余金が生じた場合には、利用者が所有する会社として、ご利用者様に直接現金で還元することとしております」と、フォルクサム生命のビジネス・エリアマネジャーのアンナ・カリン・ローレル(Anna-Karin Laurell)氏は説明します。
※ 文中の金額は1スウェーデン・クローナ=11.85円で換算
ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。
記事日付 2020.10.15