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ワンファミリーの調査ではイギリスのティーンエージャーの81%が購入する商品を選ぶ際に環境を優先

ICMIF会員でイギリスの金融サービス相互扶助組織ワンファミリーOneFamily)の新しい調査によると、イギリスの10代の若者の81%が商品を選ぶ際に環境を優先しています。それらの若者は、環境にやさしい選択肢に対し喜んでもっとお金を払うと言っています。

イギリスの10代の若者は環境に配慮する購買者であり、トレーナー、携帯電話、ノートPC、トップスやシャツ、食品、化粧品、ゲーム機や本といった自分の好きな商品が入った「グリーンな商品バスケット」に291ポンド(約38,400円)余計に支払ってもいいと回答しています。

この調査では、イギリスのティーンエージャーの3人に1人は、同国の有名なブロードキャスター、博物学者、自然保護論者であるデヴィッド・アッテンボロー卿(Sir David Attenborough)の最近のテレビ番組「OUR PLANET 私たちの地球」が、環境問題に対する彼らの考え方に影響を与えた(33%)と述べており、世界的に見て多分もっと知名度の高いZ世代の象徴的存在であるグレタ・トゥーンベリ(Greta Thunberg)氏の影響度15%を上回っています。

また、コロナ禍はイギリスの10代の若者を環境について深く考えさせており、彼らの77%は、パンデミックがより良い変化の機会を与えてくれるということに同意しています。通勤の必要性が減らせることから、10代の86%が在宅勤務は環境にプラスの影響を与えると考えています。さらに73%が、パンデミックによって人びとが地球の脆弱性をより認識できるようになったと考えています。調査結果によれば、このようなティーンエージャーにとって、地球と人類が正しいことを行なうことは、今まで以上に重要です。

ワンファミリーの調査によれば、倫理的に行動することが、英国の10代がお金を使う方法におけるもう1つの原動力です。調査では、54%が非倫理的なビジネス慣行を持つ企業に投資するのなら、むしろ資金を手元に置いておくと考えていることが分かりました。加えてティーンエージャーの61%は、倫理的な理由から、鉱業、化石燃料、ファストファッションの小売業などのうち少なくとも1つの企業部門では働きたくないと回答しています。

ワンファミリーの最高経営責任者であるテディ・ニャハシャ(Teddy Nyahasha)氏は次にように述べました。「相互扶助組織として、私たちの組織は利用者によって、利用者の利益のために所有されています。それは、利用者が私たちの意思決定に直接的な影響を与えることを意味します。そこで私たちは、利用者が語りかけていることに注意深く耳を傾け、それに基づいて行動します。利用者は環境を最優先する投資を望んでいると言っており、私たちは、気候変動への影響を最小限に抑えることに尽力する企業のみに投資する「持続可能な気候ファンド」を開発しました。」

「この調査は、私たちが利用者と行なった会話を反映しています。若い人たちは環境にやさしい企業を優先し、企業にとっても倫理的に健全であることが重要だと考えていることを示しています。」

「デイビッド・アッテンボロー卿のような有名な自然保護論者の仕事の遺産が、若者が環境に情熱を注ぎ、慣行を変えるよう企業に圧力をかけることを厭わないということだとすれば、企業社会は彼らの言葉に耳を傾ける必要があります。結局のところ、彼らは私たちの惑星を受け継ぐ世代であり、これが彼らの未来なのです。」

※ 文中の金額は1ポンド=132円で換算

 

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

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