シンガポールのICMIF会員であるNTUCインカム(NTUC Income)は先週、シンガポールおよび世界の他の地域における国境制限措置の段階的な解除に対応した旅行保険商品の強化を発表し、顧客は海外での新型コロナウィルス感染に伴う医療関連費用の補償を受けられるようになります。
この強化により、単発の旅行保険に加入する旅行者は、海外での新型コロナウィルス関連の90日までの入院費用および必要な場合の患者後送・本国送還にかかる費用についてそれぞれ最大10万米ドル(1,050万円)まで補償されることになると、インカム社は発表しています。これらの新型コロナウィルス関連給付は2020年11月26日以降に購入された単発の旅行保険に自動的に含まれ、既存の条件の補償プランやその当日に出発する旅行日程の補償プランも含まれます。
ただし、これらの新型コロナウィルス関連給付は、保険購入時に世界保健機関(WTO)が新型コロナウィルスのリスクが高いと見なしている国への旅行に対する旅行保険は対象外です。
インカム社のコンシューマービジネス担当ゼネラルマネージャーであるファビアン・ウン(Fabian Ng)氏は次のように述べています。「海外旅行全般は引き続き制限されていますが、業務上あるいはその他やむを得ない理由で旅行せざるを得ない方もおられると思います。そのため、旅行保険プランに新型コロナウィルス関連の医療緊急事態をカバーする新しい給付を追加し、必要が生じた際にお客様がより安心して旅行できるようにしました。それでも、新型コロナウィルスの感染症例が再び増加している国や、依然として感染者が多数いる国がありますので、旅行を計画する際には、必要なあらゆる予防措置を講じることをお勧めします。」
インカム社の既存の年間旅行保険プランに加入している保険契約者は、同社に連絡して今後の旅行において上記の新型コロナウィルス給付の対象となる方法を確認できます。
NTUCインカムの旅行保険プランの詳細については、https//www.income.com.sg/travel-insurance にアクセスしてください。
※ 文中の金額は1米ドル=105円で換算