デンマークのICMIF会員 LB保険グループ(LB Forsikring)は今年、ロイヤルティ割引として会員に対し1億4,800万デンマーク・クローネ(25.2億円)を支払う予定です。これにより、毎年の割引支払額の過去10年間における合計は11億デンマーク・クローネ(187億円)を超えます。LB保険グループの会員数が途切れることなく増加した10年でもありました。
この割引は、LB保険グループの忠誠度の高い会員に対し2020年12月21日に払われますが、少し早いクリスマスプレゼントとなるでしょう。同社は、「教師の火災保険」(Lærerstandens Brandforsikring)、「ルナ保険」(Runa Forsikring)、または「バウタ保険」(Bauta Forsikring)で、家財保険に3年以上加入し続けている会員にロイヤルティ割引を支払います。
LB保険グループの最高経営責任者であるアンネ・メッテ・トフテゴー(Anne Mette Toftegaard)氏は次のように述べています。「LB保険グループは、コミュニティのアイデアに基づいて築かれています。これは、ムーン(Møn)島の数人の教師が集まって火災による被害に対しお互いに保障し合った1880年から現在に至るまで変わりません。したがって、コミュニティにとどまり続ける会員に報いるのは自然なことです。」
翌年のロイヤルティ割引の規模は、毎年12月にLB保険グループの理事会によって決定されます。そのため、2021年の規模はすでに決定されています。家財保険に3年間継続して加入しているすべての会員に割引が適用されます。この割引の対象となるのは家財保険ですが、会員はLB保険グループで加入できるほぼすべての保険においても割引を受けます。
「おそらく弊社は、140年間途切れることなく会員が増加してきたと言えるデンマークでも数少ない保険会社です。また、過去10年間で、私たちの会員コミュニティは着実に成長してきました。しかし、会員が毎年私たちを選び続けてこそ、私たちは成長を続けられるのです。このことが、ロイヤルティ割引のことを毎年私たちに思い出させてくれます」と、アンネ・メッテ・トフテゴー氏は言います。
今年のロイヤルティ割引をもって、LB保険グループは2010年から累計で11億デンマーク・クローネ(187億円)を若干上回る額を会員に支払ったこととなります。割引の規模は前年にすでに決定されているため、2020年に起きたさまざまな課題はそれに影響を与えていません。
「2020年は、財務面も含めて多くの点で非常に異例な年でありました。しかし、今のところ、2020年度末の収支はバランスする見通しです。そして、会員の皆さんにお約束したロイヤルティ割引を早めのクリスマスプレゼントとしてお支払いするのは、とてもいい気持ちです」と、アンネ・メッテ・トフテゴー氏は結びました。
※ 文中の金額は1デンマーク・クローネ=17円で換算