クリスマスの少し前、英国のICMIF会員であるシンプリーヘルス(Simplyhealth)は、困難の多い年に慈善団体を支援するため、合計4万ポンド(560万円)を9つの地元の慈善団体に寄付すると発表しました。
シンプリーヘルスは、オフィスのあるアンドーバー(Andover)とウィンチェスター(Winchester)周辺のさまざまな慈善団体と長年の関係があります。同社は多くの人に長期的に医療へのアクセスを提供することを目的としており、このため今回の寄付はクリスマス期間中にそれらの慈善団体を支援するのに役立つであろうと、シンプリーヘルスは述べています。
シンプリーヘルスによれば、2020年は募金の機会が減ったことで全国・地方を問わずイギリスの慈善団体は収入減に苦しんでいますが、クリスマスは寄付のシーズンであることから、同社は4万ポンド(560万円)の多額のお金を、計り知れない程の活動を続けている地元の9つの慈善団体に寄付します。以下の慈善団体は、シンプリーヘルスからそれぞれ5,000ポンド(70万円)の寄付を受け取ります。
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- Naomi House and Jacks Place
- St Michael’s Hospice (North Hampshire)
- The Countess of Brecknock Hospice
- Salisbury Hospice Charity
- Andover Neighbourcare
- MHA Communities - Winchester
- Alabaré
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シンプリーヘルスのコミュニティマネージャーであるウェンディ・カミンズ(Wendy Cummins)氏は、次のように述べています。「今年のクリスマスに、再びこれらの地元の慈善団体を支援できることは素晴らしいことです。彼らは皆、誰もが医療にアクセスできるようにするという当社の目的に沿う形で、私たちの地域社会のために重要な仕事をしています。」
「クリスマスは寄付のシーズンです。これらの寄付が、誰もが大変だった今年一年を通じて各慈善団体が支援を行なっている人たちのために大きく役立つことを願っています」とカミンズ氏はコメントを締めくくりました。
2020年9月、シンプリーヘルスの職員は、地元の慈善団体であるアンドーバー・フードバンク(Andover Foodbank)とウィンチェスター・ベーシックス・バンク(Winchester Basics Banks)のために募金活動を支援しました。
シンプリーヘルスのチームは、さまざまな社内募金活動を実施しており、「Simply Food Fest」と名付けた新規の活動を企画しました。この活動では、2つのフードバンクの資金を募るために、フェスティバルの文化、食べ物、健康的なレシピを組み合わせています。このコミュニティ募金チャレンジには、同社の職員が健康的な飲み物や料理の写真を社内で共有することも含まれます。写真の共有によって地元の両フードバンクに対し5ポンド(700円)が寄付され、フードバンクごとの目標額は2,500ポンド(35万円)でしたが、既に達成されました。
当時、アンドーバー・フードバンクとウィンチェスター・ベーシックス・バンクともに、新型コロナウイルスのために記録的な忙しさであり、前年の同時期と比較してほぼ2倍のフードボックスを配布していました。
シンプリーヘルスのコミュニティマネージャーであるウェンディ・カミンズ氏は、2020年9月に次のように述べています。「シンプリーヘルスは、利益の10%を慈善活動に寄付しています。このコミュニティ募金チャレンジは、私たちの職員にとってこの困難な時期に従業員を引き付け、より健康的なライフスタイルの選択を促し、その結果、私たちのコミュニティの非常に価値のある慈善活動のために募金を行なう楽しい一つの手法です。」
カミンズ氏は続けます。「さらに、職員向けの健康食に関する5回のウェビナーを開催中です。ウェビナーには、食を通じて地域社会を支援する非営利の社会的企業である Cook For Good によるライブのインタラクティブな調理セッションが含まれ、同団体にはシンプリーヘルスも最近500ポンド(7万円)を寄付しています。」
※ 文中の金額は1ポンド=140円で換算