クリスマス直前、カナダのICMIF会員ゴア・ミューチュアル保険（Gore Mutual Insurance Company）は、困窮する地域社会を支援しているカナダの慈善団体を支えるためにゴア・ミューチュアル基金（Gore Mutual Foundation）を通じて9万5,000カナダドル（779万円）を寄付することにより、ホリデーシーズンの精神を示し続けていることを発表しました。
この資金は、ゴア・ミューチュアル保険の「Healthy for the Holidays」キャンペーンの一環として提供されました。ホリデーシーズンは、基本的な生活水準を維持できず、あるいはうつ病やその他の健康関連のリスクに苦しむ何百万人ものカナダ人にとって特に困難な時期です。
新型コロナウィルスは、パンデミックが経済的困難を生み出し、人びとを孤立させ、慈善団体が提供できる支援を拡大させ続けており、事態をさらに悪化させています。ゴア・ミューチュアル保険は、「Healthy for the Holidays」の寄付をオンタリオ州とブリティッシュコロンビア州の7つの団体に分配します。同社は、ユナイテッドウェイ・ウォータールー地域コミュニティに4万カナダドル（328万円）、ユナイテッドウェイ・ローワー・メインランドに5,000カナダドル（41万円）を寄付しています。さらに、ケンブリッジ自助フードバンク、ウォータールー地域フードバンク、バリー・フードバンク、ウィンザー・エセックス・フードバンク協会、グレーター・バンクーバー・フードバンクも、それぞれゴア・ミューチュアル保険から1万カナダドル（82万円）の寄付金を受け取ります。
ゴア・ミューチュアル保険にとって2020年は寄付の面で歴史的な年となりました。同社は4月にCanada Helpsの「新型コロナウィルス慈善活動基金」を通じて200万カナダドル（1億6,400万円）のマッチング助成金を寄付し、困窮している人びとに対し病院やシェルター、フードバンクや慈善団体が重要な支援を提供するための即時支援を行ないました。2020年12月1日、ゴア・ミューチュアル保険は、「Giving Tuesday」の一環としてカナダの複数の慈善団体に5万カナダドル（410万円）を追加で寄付しました。
2020年12月のプレスリリースの中で、ゴア・ミューチュアル保険の最高経営責任者（CEO）であるアンディ・テイラー（Andy Taylor）氏は次のように述べています。「今年、カナダではすでに50万件以上の新型コロナウィルスの症例が発生しています。症例数は増え続けており、特にホリデーシーズンが近づく中、企業は慈善団体を通じて行動し脆弱な人びとを支援する社会的責任を負っています。あらゆる規模の企業がこの危機に対応している様は、社会の中の企業にとって決定的な瞬間となるでしょう。」
「パンデミックは社会的・経済的不平等の拡大に拍車をかけ、その結果多くのカナダ人を栄養不良、飢餓、うつ病などのリスクにさらしています」と、ゴア・ミューチュアル保険の取締役会議長であるファルーク・アハメド（Farouk Ahamed）氏は述べています。「現代の相互扶助保険会社として、寄付は私たちのDNAの中にあり、そして私たちには支援を行なう責任があります。」
1839年に設立されたゴア・ミューチュアル保険は、カナダで最も古い損害保険会社であり、保険料収入は5億カナダドル（902億円）を上回り、資産は11億カナダドル（902億円）を超えています。オンタリオ州ケンブリッジとブリティッシュコロンビア州バンクーバーを拠点としカナダ人により所有・運営されるこの相互扶助会社は、450人を上回る従業員がおり、人・技術・革新への投資で知られています。ゴア・ミューチュアル保険は、2014年にオンタリオ保険ブローカー協会（Insurance Brokers Association of Ontario（IBAO））によってナンバー1の保険会社に選ばれました。また、2019年に金融サービス・保険業界で最も優れた職場に選ばれており、2020年にはカナダの最も優れた職場に認定されました。
ゴア・ミューチュアル基金は、地域の取り組みに対する支援でカナダの地域社会を強化しており、過去20年間で650を超える慈善団体に1,200万カナダドル（9億8,400万円）を上回る額を寄付してきました。
※ 文中の金額は1カナダドル＝82円で換算
