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デンマークのGF保険が2億1,500万デンマーク・クローネ(36億5,500万円)を超える利益を会員に分配

 

デンマークのICMIF会員GF保険(GF Forsikring)は、新型コロナウィルスのパンデミックにより同社の保険金支払いに変化があった激動の年ではあったものの、会員に対して2億1,500万デンマーク・クローネ(36億5,500万円)を超える利益分配を行なうと発表しました。

GF保険によれば、前期決算が完了し、今月初めに同社の30万人の会員それぞれに財務上の利益分配の明細が通知されました。

GF保険において最高経営責任者(CEO)を務めるJan Parner氏は、次のように述べています。「2020年は、多くの人が在宅勤務をしたため、通常よりも自動車事故の怪我が全般的に少なくなっています。また、年を通じて大きな気象被害を免れました。同時に、新型コロナウィルスの状況によって人びとが自宅で働いていたため、国内のほとんどの場所で強盗が減少しました。」

Parner氏は続けました。「逆に、驚くほどではありませんが、旅行保険の費用は通常よりも多くなっています。しかし全体として、今年は会員への素晴らしい利益分配が可能となっています。」

  連帯の原則

GF保険は会員が所有しており、1960年代の設立以来の基本的な考え方は(株主ではなく)会員が毎年の利益をシェアするということです。したがって、同社の利益分配も連帯的です。GF保険は、2020年に保険金請求が減ったおかげで、すべての人の利益が増えたと会員に語りました。そしてこれは、保険契約者がその年にたとえ請求をしたとしても、利益分配を受け取ることを意味します。

実際には、個々人への利益分配は2021年の更新保険料から差し引く方法で実施されます。

合計すると、2021年のGF保険の利益分配は2億1,500万デンマーク・クローネ(36億5,500万円)と、前年の1億9千万デンマーク・クローネ(32億3,000万円)を上回ります。

写真:Stock, GF archive

※ 文中の金額は1デンマーク・クローネ=17円で換算

 

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

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