ICMIF会員であるカナダのコモンウェル・ミューチュアル保険グループ(The Commonwell Mutual Insurance Group)は、仲間のカナダの相互扶助保険組織であるレッドリバー・ミューチュアル(Red River Mutual)と提携して、新たなMGA(保険引受、保険金の査定、支払いまで行なう代理店)の仕組みを用いて、アグリビジネスおよび関連するリスクに関するイノベーションとデジタル対応を推進することに焦点を当てた、新たなジョイントベンチャーを設立します。
この新設のMGAは、既存の商品やビジネスに制限されることなく、コモンウェルとレッドリバーが、顧客の期待に関する既存の課題と、農業分野における知識と保障へのアクセスの容易さに対処するのを支援します。ブローカーのチャネルをサポートするこのMGAの仕組みは、ブローカーとの関係を拡大し成長を促進する機会を創出しながら、新しいアプローチと商品で既存のリレーションと経験を補完することに焦点を当てます。
「新しくかつ的を絞った方法によって農業分野を眺め、今日の複雑な農業に対処できることに興奮しています」と、レッドリバー・ミューチュアルの社長兼最高経営責任者であるブライアン・エサウ(Brian Esau)氏は語っています。「農業保険に関して万能の解決方法はありません。そのため、このスタートアップ企業は、私たちの既存の商品を補完し、農業やアグリビジネス事業の満たされないニーズに対応する商品とサービスを私たちが開発するのを支援するための洞察および最先端テクノロジーに焦点を当てます。」
「私たちの目標は、動きの速い農業分野で提供されるダイナミックな機会を捉えて成長するために必要な方法で、ブローカーにツールと知識を提供することです」と、コモンウェル・ミューチュアル保険グループの社長兼最高経営責任者であるティム・ショーフ(Tim Shauf)氏は述べています。「両社ともにこれを、一歩前進し、カナダの農家を1世紀以上にわたり守ってきた経験を持つ両社が提供する多くのソリューションによってカナダの農家とアグリビジネスのオーナーを支援する機会であると考えています。」
コモンウェルとレッドリバーは、ロビン・シュフェルト(Robin Shufelt)氏をこのスタートアップ企業の最高経営責任者に任命しました。
「両社と協力して農場保険のリーダーになることに興奮しています」とシュフェルト氏は言います。「テクノロジーはこの市場の大きな一部となっており、サイバーおよびテクノロジーのイノベーションに関する私の経験を活かして、変化曲線の先を行く保険ソリューションを生み出せることに興奮しています。」
シュフェルト氏は、ディグルート・スクール・オブ・ビジネス(DeGroote School of Business)でイノベーションとテクノロジーの修士号を取得しており、複数の大手保険業者で引受とデジタルイノベーションの経験があります。彼女は以前、カナダのデジタル保険会社Duuoのチームを率いて、オンデマンド保険などカナダの新興分野向けのデジタル・ダイレクト商品を調査していました。
ブランディングと商品開発の作業が進むにつれて、今後数週間でより多くの情報が明らかになる予定です。