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「卓越した職場」に認定されたNFUミューチュアル(イギリス)の実習生が全国実習生週間でその体験を語る

 

先週イギリスでは2021年全国実習生週間でしたが、ICMF会員のNFUミューチュアルNFU Mutual)は、現在の実習生と過去の実習経験者の幾人かに、実習体験が自分の未来を築くうえでどのように役立っているかを説明してくれるように依頼しました。

2017年4月から始まった実習プログラムは、就職希望者やNFUミューチュアルの既存の職員の両方が利用できます。現在までに100人以上がNFUミューチュアルでの実習を開始しており、その職場は保険プロフェッショナルからビジネスアナリスト、インフラ技術者からチームリーダーに至るまで多岐にわたります。

NFUミューチュアルは、同社の実習制度は年齢に関係なく誰でも利用できるとしています。フルタイムの雇用で、コースに応じて15〜24か月続きます。実習生は、政府承認の実習プログラムを通じたマネージャーや専任スタッフのサポートを受け、職場学習、実践体験、専門資格取得のための自由学習時間の間のやりがいのあるバランスを享受しています。

2020年、本社をストラトフォード=アポン=エイヴォン(Stratford Upon Avon)に置くNFUミューチュアルは、「ギャラップ社による卓越した職場(Gallup Exceptional Workplace)」に認定されました。同社は英国に本社を置く組織として唯一この賞を受賞しており、世界でわずか40社のうちの一社です。

「ギャラップ社による卓越した職場」賞は、非常に熱心な従業員を通して卓越した業績を達成したことが証明された組織にのみ授与されます。この賞は、ギャラップ社の専門審査員パネルへの申請を受けたものであり、応募組織は従業員の組織への愛着と業績との関連を明確に証明する必要があります。このパネルは、NFUミューチュアルがチーム内部と組織全体のいずれにおいても組織愛の文化を生み出していると認定しました。

NFUミューチュアルの人事担当ダイレクターであるトリシャ・ジョーンズ(Trisha Jones)氏は、次のように述べています。「『働きがいのある職場』として、NFUミューチュアルでは新人と既存の職員がスキルとキャリアを伸ばすことを積極的に奨励しています。これにより、私たちは事業として未来に備えるだけでなく、職員も自分の未来に備えることが確実にできます。」

  NFUミューチュアルの現在の実習生と過去の実習経験者の体験談
  ドミニク・スタウト(Dominique Stout)

ドミニク・スタウトは、本社の大口損失請求部門で個人傷害保険金請求を担当するパラリーガルです。彼女は、同社に入社した2019年10月に自分の職務と並行して実習を始めました。彼女は、実習プログラムなどの人材開発の機会こそが、NFUミューチュアルを「働きがいのある職場」にしている最大の要因と感じている理由を説明します。

お仕事を楽しんでいますか?

パラリーガルとして直面する日常の課題を楽しんでいます。興味深い事案、判例法、細かい仕事で私はとても忙しく、頭は常に回転しています。私の部署は、さまざまな実務経験を持つスキルの高い人たちで構成されており、皆が知恵やアドバイスを持ってやって来ます。

私は、弁護士との電話会議の手配、JSMの原稿の準備、医的エビデンスの収集と送付を通じて、いくつかの大きな事案の解決を支援してきました。NFUミューチュアルは誰でも受け入れてくれ、職員個人の成長に重点を置いているので、心構えがしっかりしていれば、私はこの職場でさらに成長すると思っていますし、ここで長く勤めたいと思わせてくれます。

NFUミューチュアルがそのように働きがいのある職場である理由は何ですか?

職員の福利厚生、キャリアアップ、職務の多様性など多くの理由がありますが、結局のところ私たちもお互い非常に緊密に結びついており、全員が同じ目標に向かっているように感じられるというところです。地位や役職に関係なくNFUミューチュアルに働く全員が、自分のオフィスを働きがいのある職場にし、どのような状況でも最善を尽くせるように力を注いでいます。

  ベンジ・バーリー(Benji Barley)

ベンジ・バーリーは現在、NFUミューチュアルでビジネスアナリストの実習をしています。

あなたの実習には何が含まれますか?

私の実習は2つの重要な部分で構成されています。

1つは実習ポートフォリオで、組織内のさまざまなプロジェクトで私が完了した仕事を要約し、実習に合格するために必要な技術スキルとそれぞれの仕事がどのように関係するのかを説明します。私は実習の終わりにこれについて評価を受けます。

2つ目は、自分の役割に関連するさまざまな事象に関する知識をさらに深めるために、多様な学習を行ないさまざまなコースを修了する必要があります。この中には一定期間のオンライン学習が含まれ、通常は知識を強化する2〜3日間のコースと、都合の良いときに予約できる短い試験があります。

もちろん、これらの課題に取り組んでいる間に、実習以外のさまざまな活動やプロジェクトに参加するオプションもあり、これによって周囲の人々と交流し、学び、貴重な経験を積み、知識を広げる機会が得られます。それらすべてが私個人の能力開発を支援しています。

実習期間中のサポートはどのように行なわれていますか?

2020年10月に実習を始めたので、働く環境が年初とはかなり違っていました。それにもかかわらず、最初の数週間はオフィスで働く機会が与えられ、じっくりと落ち着いて自分のチームの何人かと直接会うことができました。組織の紹介や、NFUミューチュアルの精神、文化、指針となる原則について教育するために、さまざまな研修が提供されています。

在宅勤務への移行にあたっても支援を受けました。必要な追加の機器を受け取り、快適な環境とホームオフィスの適切な設定を会社は保証してくれました。また、上司と定期的にミーティングを行ない、労働環境、健康、その他の懸念事項について話し合いました。

仕事面の支援だけではなく、チームメンバーとのクイズ大会、いろいろな運動セッション、チャレンジに参加して、自分の健康を保ち、チームへの参加を促してくれる機会もありました。

  トミー・リンカーン(Tommy Lincoln)

トミー・リンカーンは現在、NFUミューチュアルのグループIT部門におけるビジネスアナリストの実習生です。トミーはここで、NFUミューチュアルでの実習がなぜキャリアをスタートするのに最適な方法であるかについて説明しています。

勤め先としてNFUミューチュアルを選ばれたのはなぜですか?

祖父が農家だったのでNFUミューチュアルのことは知っており、彼らが実習機会を提供していることを知って祖父にそのことを話しました。祖父は自分の経験から極めて前向きで、私はNFUミューチュアルについてさらに調べたところ、組織の精神が私自身の考えと一致していることがわかり、自分のキャリアを始めるのに最適な場所と感じました。

なぜ実習ルートを選んだのですか?

さまざまな仕事の経験を積み、オフィス環境も気に入り、できるだけ早くここで働きたいと思いました。学ぶための最も効果的な方法は行動することであり、私にとって実習は経験を積み資格を取得することを通じて、自分のキャリアを始める完璧なプラットフォームであることがわかりました。

新型コロナウィルスのパンデミックの最中にキャリアをスタートされましたが、オリエンテーションの経験はどのようなものでしたか?

NFUミューチュアルは、厳しい状況にもかかわらず、オリエンテーションのプロセスに非常にうまく対処していました。会社は私のためにいろいろな活動を企画してくれ、私は初日から学び始めました。さらに在宅勤務中もチーム全体が、歓迎され支えられていると私が感じられるよう積極的に努めていただき、その結果、私は受け入れられチームの一員になったと感じられました。

NFUミューチュアルの実習プログラムとその他のキャリア・能力開発の機会の詳細は、https://careers.nfumutual.co.uk/what-you-could-be-doing/apprenticeships をご覧ください。

 

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

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