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ロイヤル・ロンドン(イギリス) 2020年に新型コロナウィルス関連の請求に対し1,310万ポンド(19億3,880万円)を支払い、2,100を超える顧客世帯を支援する

 

イギリスのICMIF会員であるロイヤル・ロンドンRoyal London)によると、同社は2020年に新型コロナウィルス関連の請求に対して合計1,310万ポンド(19億3,880万円)を支払いました。2,110件の請求の大部分は、終身保険契約にかかる2,049件の死亡請求と、定期保険契約にかかる61件の死亡請求でした。保障金額50,000ポンド(740万円)の重病保険1件で、新型コロナウィルスにより一定期間の集中治療が発生したため保険金が支払われました。新型コロナウィルスにより仕事を欠勤した顧客には、7件の所得補償保険契約で1年間に合計46,000ポンド(681万円)が支払われました。

新型コロナウィルス関連の保険金の支払いに加えて、新型コロナウィルスの長期的影響に対処している顧客は、ロイヤル・ロンドンの「救いの手」サービスを通じて支援を受けることもできます。「救いの手」のデータによると、2020年には「がん」が看護師による支援の最大の理由であり、顧客に提供される支援の19%を占めました。死別(18%)とメンタルヘルス(14%)への支援がこれに続きました。

新型コロナウィルス検査で陽性となったイギリス人の約10人に1人が12週間後でも症状が残っており、ロイヤル・ロンドンでは、回復するにつれて個人への支援が必要となるかもしれないと述べています。「救いの手」は、顧客が保険金請求をしているのか、あるいは困難な時期を乗り切るために単に実践的な精神面のサポートが必要なのかに関係なく、顧客とその家族に対し個人に合わせたパーソナルな支援ができる専任の看護師を派遣します。

「救いの手」のデータによると、2020年の看護師と患者の対話の量は2019年と比較して20%以上増加しています。看護師が、より多くの時間が必要とされるより複雑で感情的なケースに対処することが増えています。

新型コロナウィルスの長期的な影響は大きく異なる可能性があるため、「救いの手」を通じて提供されるケアと支援は個人のニーズに合わせて調整されます。看護師は、顧客が慢性疲労、痛み、記憶障害などの症状を管理するのを助けるだけでなく、必要性の高い精神面の支援も提供します。顧客はまた、呼吸の訓練や技術を含む呼吸理学療法、人工呼吸後の嚥下困難に対処しながらの体重増加を助ける栄養アドバイス、筋骨格の問題を助ける理学療法など、多くの外部療法でサポートを受けられます。

ロイヤル・ロンドンの保険引受責任者であるクレイグ・パターソン(Craig Paterson)氏は、次のように述べています。「2020年は予測不可能な年でしたが、私たちはコロナ禍を通じて迅速に保険金を支払い、顧客をサポートし続けました。パンデミックは保険による保障の重要性を示し、引受に変更を加える必要があるにもかかわらず、そして国民保健サービス(NHS)に追加の負担をかけないようにする役割を果たしているにもかかわらず、私たちは新規申込者のほとんどに保障を提供しました。

「私たちは、保険金によって死別の経済的負担を軽減はできるものの、お金が必ずしも精神的負担を軽減できるとは限らないことも認識しています。ファイナンシャル・アドバイザーを通じて購入した保険契約を通じて提供される「救いの手」サービスは、顧客とその家族が利用できるため、彼らはこの困難な時期を乗り切るために必要なすべての実践的な支援と精神面のサポートを受けることができます」とパターソン氏は結びました。

※ 文中の金額は1英ポンド=148円で換算

 

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

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