日本のICMIF会員であるJA共済連はコロナ禍の交通安全教育に活用していただくために、交通安全教育DVDを製作し、全国の小学校・特別支援学校や警察署、教育委員会、市区町村に寄贈いたしました。
JA共済連では交通事故のない社会をめざして交通事故の未然防止や交通事故被害者支援など、さまざまな活動に取り組んでいます。
新型コロナウイルスの影響により、小学校をはじめとする教育現場においては、例年実施していた警察など外部の専門家を招いての交通安全指導が制限され、交通安全教育が十分に実施できていない状況にあります。このような状況を勘案し、JA共済連では交通安全教育DVDを製作し、全国の小学校、特別支援学校、警察署、教育委員会、および市区町村に寄贈を行いました。
小学校に入学すると子どもだけで外出する機会が増えるとともに、自転車に乗り始め行動範囲が格段に広がるため、子どもたちの発達段階にあわせた正しい交通ルール、マナーを伝える交通安全教育が重要となります。
今回製作した交通安全教育DVDは、低学年から高学年までの発達に合わせて、児童が楽しみながら交通安全が学べるよう構成されており、歩行における交通ルールと自転車乗用の基本ルールを学習するための「基本編」、一人で安全に自転車に乗るためのルールとマナーを学習する「発展編」、保護者に対して、家庭での交通安全教育の重要性を呼びかける「保護者編」の3篇をセットで提供しています。
動画には、それぞれナビゲーター役のキャラクターが登場し、児童の積極的な学習を促します。随所でキャラクターが出題するクイズを通じて、楽しみながら、自ら考える力を身につけることができます。指導用ガイドとワークシートも付属していることから、教員をはじめとした方々が簡単な事前準備で指導ができ、さらに家庭学習にも活用いただけると好評をいただいています。
なお、DVDにおさめられている動画は、JA共済連のWebサイトでも公開し、どなたでもダウンロード可能となっており、既に400万回以上が再生されています。
JA共済連では、これからも地域に暮らす人々が安全で安心して暮らせる地域社会を目指して、交通安全啓発活動の取り組みを続けます。
ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。
記事日付 2021.3.15