ICMIFサポートメンバーの AMベスト(AM Best)は、持続可能な保険のための国連環境計画（UNEP）FI原則（PSI） への調印を発表した。AMベストは、保険業界が持続可能な経済的および社会的発展を支援する上で重要な役割を果たしていると信じていると述べています。さらに、環境、社会、ガバナンス（ESG）の取り組みの管理により、回復力があり、包摂的で持続可能な社会の構築に対する保険業界の貢献が強化されます。AMベストのPSIメンバーシップは、この方向への重要な一歩であると信用格付け機関は述べています。

国連事務総長によって承認された原則は、国連と保険業界の間の最大の共同イニシアチブであるPSIイニシアチブにつながりました。世界の140以上の組織が、世界の保険料額の25％以上を占める保険会社と、14兆米ドルの運用資産を含む、持続可能な保険の4つの原則を採用しています。原則は、ダウジョーンズサステナビリティインデックスとFTSE4Goodの保険業界の基準の一部です。ICMIFは、UNEP-FI PSIの支援機関であり、署名を完了している他のICMIF団体は次のとおりです。アクメア(Achmea､オランダ）、アフリカン・リスク・キャパシティ（African Risk Capacity ､南アフリカ）、デジャルダン（Desjardins ､カナダ）、レンスフォーシェクリンガー(LänsförsäkringarSak､スウェーデン）、ローカルタピオラ(LocalTapiola、フィンランド）、ピーク再保険（Peak Re ､香港）､スイス再保険(Swiss Re、スイス)およびコーポレーターズ(The Co-operators､カナダ）。

「AMベストとその主要な関連会社は、国連の持続可能な保険の原則に署名することを喜ばしく思います。原則は、保険業界が環境、社会、ガバナンスのリスクと機会に対処するためのグローバルな枠組みとして機能します。」と、AM BestCompanyの会長兼社長兼CEOであるアーサー・スナイダー(ArthurSnyderIII)氏は述べています。

「これは、保険への注力と、ESG要素が保険会社の財務力において重要な役割を果たすという私たちの継続的な視点の両方に適合しています。私たちは、大災害ストレステスト、A＆Eテスト、ERMを通じて、評価の意見で環境とガバナンスの問題を長い間捉えてきました。ESGはこれらを再パッケージ化したものです。PSIを通じて、ESGアジェンダを転送するための開示と透明性をさらに約束します」とAM ベストの社長兼CEOであるマシュー・Ｃ・モシャー(Matthew C Mosher)氏は述べています。

国連環境計画でPSIを率いるブッチ・バカニ(Butch Bacani)氏は、次のように述べています。「世界初の信用格付け機関が、国連の持続可能な保険原則（PSI）に署名した最初の信用格付け機関でもあることを嬉しく思います。保険業界を専門とする最大の信用格付け機関として、これは、持続可能性が保険事業において重要であり、持続可能性が重要であるというAMBestからの明確で強力なシグナルです。最終的な分析では、最終的な収益は持続可能性です。」

AMベストのESGへの関与について詳しくは、Environmental、Social＆Governance（ESG）をご覧ください。

ICMIFサイトの英語ニュース記事（以下にリンクを表示）を許可を得て翻訳・転載しています。https://www.icmif.org/news_story/am-best-becomes-signatory-to-the-united-nations-environment-programme-unep-fi-principles-for-sustainable-insurance-psi/

記事日付2021.3.16