英国のICMIFのメンバーロイヤル・ロンドン(Royal London )は、社会的企業と協力して、ライフショック(personal experience of life shocks、人生におけるショック)に対する経済的回復力を高めるための大胆な新しい方法を創造し投資する、社会変革プログラム(social innovation programme )を立ち上げました。
チェンジメイカーズ・プログラム(Changemakers programme) は、ソーシャルイノベーションの専門家やライフショックの個人的な経験を持つ人々とロイヤル・ロンドンが協力して、ライフショックに対する革新的な解決策を開発することを目的としています。
経済的なライフショック( financial life shock )は、人々の生活に深く悪影響を与える可能性のある大きなライフイベントと言えます。これには、死別、深刻な病気、別居や離婚、失業などの個人的なショックだけでなく、COVID-19や低炭素経済への移行(transition to a low carbon economy)の影響などの社会的なショックも含まれます。このような変化はすぐに起こり、誰もが影響を受ける可能性があります。それらは人々の経済の安定性に急速かつ持続的な影響を与えます。
ロイヤル・ロンドンは、主要なパートナーであるYearHere(ロンドンに拠点を置き、社会変革に関する講義を行う団体)およびTheSchool for Social Entrepreneurs(SSE)と協力して、10人の個人および10社の社会的企業を見つけ、解決策を開発し、スケールアップするための支援を行います。
これらの社会的企業は、ライフショックに直面した個人、金融包摂の専門家、および主要なチャリティー・パートナーである貧困問題の専門家であるTurn2Usの代表を含むパネルによって助成金を授与されます。
資金提供を受けるだけでなく、ロイヤル・ロンドンの洞察とビジネスサポート、そして社会革新を通じて改革を推進するYearHereとSSEの専門知識を得ることができます。
既存の社会的企業の採用は、2021年4月19日にSSEを通じて開始され、チェンジメーカー・プログラムの第一期生は6月に発表されます。申し込み方法の詳細と詳細については、https://www.royallondon.com/mutuality/social-impact/changemakers/をご覧ください。
既存の社会的企業の募集は2021年4月19日にSSEを通じて開始され、チェンジメーカーの第一期生は6月に発表されます。
ロイヤル・ロンドンのミューチュアル&インパクト部門の責任者であるナディア・アル・ヤファイ(Nadia Al Yafai)氏は、この発表について次のように述べています。
「ライフショックはいつでも誰にでも起こりうるものです。私たちは相互扶助の立場から、今日を守り、明日に投資するために、お客様とより広い社会の両方のために長期的な解決策を構築する役割を果たさなければなりません。そのため、私たちは今後数か月にわたって専門家であるパートナーやチェンジメーカーと協力して、生きた経験や深い洞察に力に基づいた社会変革を推進しています。」
「私たちはチェンジメーカーを歓迎し、お互いに責任を持って前向きな影響を与えることを楽しみにしています。」
YearHereのフェローシップディレクター、アンナ・マークランド(Anna Markland)氏は、次のように述べています。
「YearHereは、多くの社会問題につながるテーマであるライフショックに取り組む機会を得て、に興奮しています。ロイヤル・ロンドンのサポートにより、人々が直面している課題についての深い洞察にアクセスできるようになり、改革をもたらす社会変革を考案するように促されます。」
SSEのマネージングディレクターであるニコラ・ステウアー(Nicola Steuer)氏は、次のように付け加えました。
「SSEは、社会起業家の成長と規模拡大を支援するだけでなく、金融分野の企業との連携でも確かな実績があります。ロイヤル・ロンドンは、社会変革のための持続可能なモデルとしての社会的企業の重要性を理解しています。」
「パンデミックは社会の不平等を拡大させています。このプログラムに参加する社会起業家が、経済的に弱い立場にある人々を支援し、経済的困難から救ってくれること期待しています。」
ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。
掲載日付2021.4.28