デンマークのICMIFのメンバーであるＬＢ保険(LB Forsikring)は、会員が電気自動車を選びやすくするために、新しい電気自動車保険を提供しています。この保険では、中・小型の電気自動車の保険料を35％値下げし、電気自動車の所有者に新しい改善された条件を提供します。
LB保険の405,000人の会員で、電気自動車の購入を考えている人に良いニュースがあります。デンマーク最大の会員制保険会社は、電気自動車を購入するという選択肢を会員にとって可能な限り魅力的なものにすることに多大な努力をしてきました。
「私たちは電気自動車保険会社になりたいのです。シャープな価格と最高の条件を備えた会社。これにより、新しい価格と条件について明確なシグナルを送ります。良い条件を提供することで、会員がより気候に優しい自動車の方向に進むことができると信じています。電気自動車には未来があります。」と最高商業責任者(Chief Commercial Officer) のステーン・ホルス・アンデルセン(Steen Holse Andersen)氏は述べています。
新条件により、すべての電気自動車に対する補償が追加され、260馬力までのすべての電気自動車の保険料が35％削減されます。アンデルセン氏は、会員がいる場所で値下げを行う必要があるため、かなり慎重に選択された制限だと説明します。
「私たちの会員は、看護師、教師、教育者としての通常の仕事をしている普通のデンマーク人です。電気自動車を買う彼らは、通常、中産階級です。そのため、中・小型の電気自動車保険の価格を引き下げ、デンマークで最も良い条件にしました。調査によると、デンマーク人の10人に6人が充電式自動車の購入を考えています。私たちの仕事は、どこにいてもより環境に配慮した車を選択したいと考えている会員を支援することです。」と彼は言います。
新しい条件では、最初の8年間、短い旅行や車のバッテリーの突然の損傷に対して、最大30,000デンマーククローネ(54万円)まで補償するなどの追加措置が取られています。破壊行為、盗難、充電ボックスまたは充電ケーブルの突然の損傷、駆動電力が不足した場合のロードサイドアシスタンスなど、免責事項はありません。これは、サイズに関係なく、すべてのタイプの電気自動車に適用されます。
移行が容易なこと
デンマーク統計局によると、2020年末時点で、電気自動車とプラグインハイブリッド車は、新規購入車全体の10％強を占めていますが、これは急速に発展している市場であり、LB保険は化石燃料を使わない車両への移行を容易にしたいと考えています。ハイブリッド車の価格も20％引き下げられますが、アンデルセン氏は、次の車を購入するときには、より多くの人々が電気自動車に移行することを望んでいます。
「環境的には、純粋な電気自動車が最良の選択であることは間違いありませんが、プラグインハイブリッドは、電気自動車への移行を成熟させるのに役立つ技術的な踏み台と考えています。ケーブルで車を充電できるという理解も重要です。そのため、ハイブリッド車の価格も下げています。」とアンデルセン氏は述べています。
彼は、電気自動車へのLB保険の新たな投資は、完全に自然な、同社の目的の延長線上であると考えています。「ＬＢ保険は、責任を持ち、お互いを大切にしたいという思いで成り立っています。これは、会員と私たちのまわりの世界の両方に当てはまります。私たちは、住宅、自動車、傷害、その他の保険のいずれであっても、すべての保険について会員に最高の補償を提供するために日々最善を尽くしています。電気自動車は次の自然なステップであり、私たちは会員にふさわしいサービスと条件を提供することができます。近い将来、開発が進むにつれて、新たに登録された化石燃料を使用する自動車に保険をかけることが全くないのかどうかについて、関連する議論があることは容易に想像できます。私たちは会員のお手伝いをする準備をしなければなりません。」と彼は言います。
※ 文中の金額は1デンマーククローネ＝18.00円で換算
ICMIFサイトの英語ニュース記事（以下にリンクを表示）を許可を得て翻訳・転載しています。
掲載日付2021.5.26
