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リオ・ウルグアイ保険(アルゼンチン)が、ラテンアメリカで最初のトランスジェンダー健康保険を開始

Gay flag on sky background

ICMIFメンバーのリオ・ウルグアイ保険(Río Uruguay Seguros (RUS)、アルゼンチン)は、アルゼンチンのトランスジェンダーの人々が主に移行プロセスにおいて、包括的な医療サービスを受けることができるユニークな新しい保険を開始しました。

RUSは、トランスジェンダーの人々が総合的な健康を保つための治療を受けられることを目的として、トランスジェンダーの人々を対象とした最初の医療保険を開始するプロジェクトを考案しました。

保障の範囲は、外科手術、義肢装具、ホルモン療法のための薬の割引から、自己認識の性同一性への移行プロセス全体にわたる心理的サポートなど、多岐にわたります。

U-RUS(RUSの企業内大学)のコーディネーターであり、RUSの取締役会の制度・管理の責任者であるベレン・ゴメス(Belén Gómez)氏は、保険へのアクセスを民主化するために設計された戦略の開発に向けた保険会社の継続的な取り組みを強調しました。「私たちは平等のために保険に取り組んでいます。この仕事の一環として、RUS Salud Trans保険は、アルゼンチンのコンセプシオン・デル・ウルグアイ市のジェンダー・女性・多様性局(Diversity Directorate of the Argentinian city Concepción del Uruguay)と共同で開発されました。この保険は現在、アルゼンチンおよびラテンアメリカ全体でも独自の保障形態です。これは、トランスジェンダーの人々のニーズを理解し、共感することで、より良い生活の質に貢献するために設計された商品です。」

平等のために働く

RUS Salud Femは女性特有の疾患を対象にした保険で、誰もが包括的な健康保険に加入できるようにすることを目的にしています。このプロジェクトは、アルゼンチン労働省の協力をはじめ、関連団体とのさまざまな協力を通じて、トランスジェンダーの人々のニーズを完全に理解しようと努めました。RUSは、コンセプシオン・デル・ウルグアイ市のトランスジェンダーの女性7人を対象に、研修プログラムを実施し、保険アシスタントとしての雇用を提供しました。開発段階では、グループとの交流し、ニーズや健康へのアクセスのメカニズムを知ることができました。ゴメス氏は、グループのニーズを把握するために長い月日を費やしたと説明しています。「非常に強い絆が生まれ、インパクトのある製品を設計することができました。」RUSは、平等に働くという原則の下で、人々の収入が一般的に低い場所でも活動を行い、これらの近隣の住民が仕事にアクセスできるような商業的保険施設を開くために自治体当局と近隣組織と計画を立てています。

RUSはプライド月間(6月)を全面的に支援し、より公平な社会を目指して保険の民主化を図ることにより、人々の幸福のために活動を続けると述べています。

 

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

https://www.icmif.org/news_story/rio-uruguay-seguros-launches-first-transgender-health-insurance-in-latin-america/

掲載日付2021.6.15