Afa保険(AfaFörsäkring)とAlecta（スウェーデン最大の民間年金基金）は、このほど共同で開発途上国の生活環境の改善のために投資を行い、Covid-19の影響で進まなかった国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献することを発表しました。Afa保険とAlectaは、この取り組みがと国連アジェンダ2030を実現するための前向きな一歩になると信じていると述べています。
「このような社会的投資、特に健康の分野への投資は、組織としての私たちの目的によく合致しています。この取り組みを通じてソーシャルボンドに投資することは、Afa保険が国連の持続可能な開発目標の達成に貢献するための方法です。今回の投資で社会的にプラスの効果が得られることを期待しています。」と、Afa保険のポートフォリオマネージャーであるライナス・タン(Linus Thand)氏は述べています。
Afa保険とAlectaは、「Financing For HealthierLives」と呼ばれる新しいソーシャルボンドに投資しました。この債券は、新興国市場に100億米ドル(1兆1,000億円)以上を投資している資産運用会社であるresponsAbilityが出資する非営利企業によって発行されます。スウェーデンの開発協力機関であるSidaが、この民間資金によるソーシャルボンドを保証しています。Sidaは保証を発行することで援助プロジェクトへの民間資金提供を可能にしていますが、Sidaがソーシャルボンドを保証するのは、これが初めてのことです。
ソーシャルボンドとは、社会問題を解決したり、社会的に良い影響を与えることを目的としたプロジェクトのために発行される債券です。
Afa保険は、この債券が国連のSDGsに幅広い影響を与えると信じていると述べています。この債券は、健康に焦点を当てた投資に加えて、金融統合、気候変動に対応した農業、合理的なコストでのクリーンエネルギーへのアクセス、清潔な水と衛生に関連する目標にも焦点を当てています。
ソーシャルボンドは、次の国連持続可能な開発目標のために資金を動員します。
目標1：貧困なし
目標2：飢餓なし
目標3：健康と幸福
目標6：すべての人にきれいな水と衛生
目標7：すべての人に持続可能なエネルギー
※ 文中の金額は1米ドル＝110.00円で換算
ICMIFサイトの英語ニュース記事（以下にリンクを表示）を許可を得て翻訳・転載しています。
掲載日付2021.6.21
