多くの洪水被害を受けたドイツの村では、最近、何百人もの人々が家を失いました。この災害に対応して、R+V(R + V Versicherung)は、連帯が大切であると宣言しました。そこで、R+Vは、R + V STIFTUNG(R + V財団)と共同で、「私たちはヘルパーを支援する(We help the helpers)」募金キャンペーンを開始しまし、R + Vの全従業員に参加を呼びかけました。
R + V取締役会は従業員の寄付を2倍にします
2021年7月19日、R + Vの取締役会は、すべてのR + Vの従業員に「We help the helpers」キャンペーンに参加するよう呼びかけました。同社は従業員からの寄付額を2倍にします(最大250,000ユーロ,3,250万円)。
約17,000人のR + Vの従業員は、過去に何度も支援する意思を示してきました。毎年のクリスマス寄付キャンペーンは定期的に多額の資金を集めており、このような場合にも同社は従業員の寄付を2倍にします。
しかし、それだけではありません。R+ Vは、連邦協同組合銀行協会(ドイツフォルクスバンクライフェン・ライファイゼンバンケン、Bundesverband der Volksbanken und Raiffaisenbanken )が実施する募金キャンペーンにも70,000ユーロ(910万円)を寄付しています。協同組合金融ネットワーク(Genossenschaftliche Finanz Gruppe)の寄付キャンペーンは、ドイツ全土で発生した洪水で被災した人々を対象としています。
寄付の用途
R + V STIFTUNGは、「We help the helpers」キャンペーンで集めた資金で、技術支援隊「Technisches Hilfswerk」から国際カトリック援助機関「 Malteser relief service 」まで、何日も休むことなく現場で活動している組織や地元の消防団などを支援します。
R + VのCEOであるノルベルト・ロリンガー(Norbert Rollinger)氏は、次のように述べています。「復旧作業に従事する疲れを知らない労働者たちは、どこが最も必要とされているか、どのような支援が最も緊急に必要とされているかを直接知っているので、寄付金は寄付先でしっかり管理されていると確信しています。さらに、技術的な設備も不足しておりその取得には資金が必要です。」
荒天災害の影響を受けた人々のためのR + Vによるさらなる援助プロジェクト
R + Vの子会社KRAVAGが救助会社をシュライデンに派遣
7月17日土曜日、Unitec Spezialgeräte社はドイツのノルトライン・ヴェストファーレン州のシュライデンに到着し、現地で復旧作業に使用される重機のサポートを提供しました。
この地域と近隣の自治体ゲミュントでは、この1週間で洪水が特に激しさを増していました。膨大な量の水が満タンのガスタンクと約250台の車両がオレフ川に流出しました。
危険な状況を解消し、環境破壊を防ぐために、R + Vとその子会社であるKRAVAG社は救助プログラムを開始しました。R + Vサービスを提供するKRAVAGUmwelt und Sicherheitstechnik GmbH(KUSS)のエルハルド・ウィルケ(Eberhard Wilkes)氏と彼のチームは、VR Bank Nordeifel eGの支援を受けてコーディネートを担当しました。
これまでの報告によると、作業は順調に進んでいます。Unitec Spezialgeräte社は地元の救急隊と協力して、1日で約40台の車両を川から回収しました。満タンのガスタンクを回収する場合は、特に注意が必要です。ガス警報が発生した場合に直ちに行動しなければならないため、消防隊が常駐しています。
※ 文中の金額は1ユーロ=130.00円で換算
ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。
掲載日付2021.7.26