RACとサウス・パース市は、RAC Intellibus®が公道で乗客を運び始めてから2021年8月31日で5年を迎え、オーストラリア初で最も長く行われている無人運転車の公開試験の成功を祝いました。
2016年8月31日、州政府とサウス・パース市の支援を受け、RAC Intellibus®の試験運用が、世界をリードする取り組みとして、オーストラリアで初めてサウス・パース市の海岸通り(South Perth foreshore)で開始されました。
RACグループのソーシャル&コミュニティ・インパクト担当エグゼクティブのパトリック・ウォーカー(Patrick Walker)氏は、今回の試験運用とサウス・パース市とのパートナーシップは、西オーストラリア州で将来的に無人運転車両が果たす役割を探る上で非常に重要であると述べました。
「無人運転車は、道路での死亡者や重傷者を劇的に減らし、私たちの生活や地域社会での移動方法を変えていきます。」
「過去5年間で、22,500人以上の人々が無人シャトルバスに乗車し、交通状況の把握や他の道路利用者とやり取りなど、この技術を直接体験してきました。」
「RAC Intellibus®は、現在、サウス・パース市の公道やバッセルトンとジェラルトンでの地域実証試験を経て、無人モードで30,000km以上を走行しています。」
「公道でこの技術を試すことは、都市や地域における移動手段の課題を解決し、より安全で持続可能な西オーストラリア州を作り出すために、どのようにこの技術を適用できるかをより深く理解するために非常に重要でした。」
「人為的ミスは、ほぼすべての交通事故の原因であるため、西オーストラリア州とオーストラリアが早期に無人車両へ安全に移行するのを助けることができれば、何百人ものオーストラリア人の命が救われる可能性があります。」と、ウォーカー氏は述べます。
5周年に合わせて、サウス・パース市の海岸通りで新しい彫刻が発表されました。高さ3メートルの彫刻「R/evolve」は、RACとサウス・パース市によって共同で発注し、トニー・ジョーンズ・アート・プロジェクト(Tony Jones Art Project)によって制作されました。それは急速な動きと進歩の感覚を感じさせ、成長する都市交通手段の変化を象徴しています。
「この象徴的な作品は、サウス・パース市をオーストラリア初の無人運転技術の公開試験の場所であることを示すだけでなく、RAC Intellibus®の実験を実現するためにサウス・パース市が果たしてきた重要な役割を象徴しています。」と、ウォーカー氏は述べています。
サウス・パース市のグレッグ・ミルナー(Greg Milner)市長は、「市はコミュニティに肯定的な結果を提供するためにRACと提携することを誇りに思っています。」
「私たちは、RACとのパートナーシップを通じて、サウス・パース市に革新的な新しい体験をもたらし続けています。西オーストラリア州の地方自治体で初めて、公道におけるの無人公共交通機関を試験的に導入しました。」
「新しいパブリック・アート作品の「R/evolve」は、もう一つの重要な成果を示しています。この作品は、市内の主要な観光地であるサウス・パース・フォアショアをさらに強化し、毎日何千人もの訪問者がに楽しんでもらえることでしょう。」
「私は、輸送という概念を最も創造的な方法で表現した芸術家たちに祝福を送りたいと思います。この作品は、サウス・パース市の交通機関の進化への永遠の賛辞であり、RACとの強力なパートナーシップのを称えるものです。」と、述べています。
RAC Intellibus®は、パースの最も古いランドマークの1つであるオールド・ミルに立ち寄りながら、サウス・パース市の海岸通りの3.5kmの旅を続けてます。
写真:RACグループロバート・スロコム(Robert Slocombe)CEO 、サウス・パースグレッグ・ミルナー(Greg Milner )市長、「R/evolve」
ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。
掲載日付2021.9.3