今年の初め、ICMIF財団はICMIF会員に対して、ICMIF財団プロジェクトパートナーであるDHAN財団のCovid-19パンデミックに見舞われたインドの低所得者層を支援する活動への支援を求める呼びかけを行いました。この呼びかけに対し、多くの会員団体がこのプロジェクトを支援するためにお金を寄付していますICMIFのスタッフチームもこの呼びかけに賛同し、DHAN財団の重要な活動を支援する資金を集めるためにスポンサー付きのウォーキングを行い、 3,000英ポンド(45万5,280円)以上を調達しました。
インドには13億人が住んでおり、今年、Covid-19のためにこれまでに見たことのない危機に陥りました。Covid-19の第2波は、特に農村部の低所得者層を中心に、農村部では病院で満足に治療が受けられない、都市部の病院では患者が溢れかえるなど問題を抱えて、インド中を席巻しました。医薬品や酸素が不足しており、医療スタッフも不足しました。また、2021年5月にDHAN財団が発表した報告書によると、インドの多くの州でロックダウンが行われたため、労働者、露天商、小規模店主、農民などの生活が直接影響を受け、農村部では低所得者層の約3分の1が再び貧困に陥っています。
パンデミックが始まって以来、DHAN財団はインドの農村部でCovid-19と戦う地域社会を支援するため、最前線で活動に取り組んできました。DHAN財団 が行って来た活動については、このビデオをご覧ください。
パンデミックが続く中、DHAN財団の活動に個人的に貢献したいと考えたICMIFチームは、スティーブ・レスター( Steve Leicester)最高財務責任者を中心に、10マイルのスポンサーウォーク*を7月末に行いました。チームの10人が参加し、スポンサーシップを通じて 集まった1,610英ポンド(24万4,333円)にICMIFが寄付を上乗せし、合計金額は3,220英ポンド(48万8,667円)になりました。チームが集めたお金はすべて、パンデミック時の活動を支援するために直接DHAN財団に寄付されます。
DHAN財団傘下のPeople’s Mutualの最高経営責任者(CEO)アヒラデヴィ・スブラマニアン(Ahiladevi (Ahila) Subramanian)氏は、ICMIFチームに感謝の気持ちを次のように述べています。「DHAN財団を代表して、7月31日の素晴らしい募金イベントに感謝します。今後もICMIFやICMIF財団と協力して、インド全土の低所得者層に共済プログラムを通したセーフティネットを提供できることを嬉しく思います。」
「ICMIFとの連携は5年目を迎え、これまでに67万人に共済による保障を提供しており、今年は100万人の貧困層に共済による保障を提供することを目指しています。ICMIFやICMIF財団と連携することで、インド北部などの地域で以前は無保険だった人々に共済を提供することができます。今年は、100万人の達成を目標とする中で、寄付や募金活動は、貧困撲滅という全体的な目標を達成のため、リスク管理や貧しい人々への共済による保障の提供に役立ちます。」と、アヒラデヴィ氏は述べています。
スポンサーウォークの後、スティーブ・レスター氏は「ICMIFチームが示したサポートに満足しています。これは、小さなチームが集めた素晴らしい金額であり、DHAN財団による低所得者層支援を支援する皆さんの熱意は参加したすべての人の功績です。」と述べています。
ICMIF財団の最高責任者であるサビエ・パテル(Sabbir Patel)氏は、「ICMIF会員団体がDHAN財団を支援するための募金活動にスタッフを参加させたい場合は、私たちはそのような支援を温かく歓迎し、インドの人々を支援するために集められた寄付がどのように使われているかについて定期的に報告します。」と述べています。
昨年、ICMIF会員団体からの資金援助により、DHAN財団はインド全土に広く分布している会員とバーチャルにつながることができました。さらに、パンデミックの影響を受ける地域社会への現地支援サービスと予防アドバイスを提供することができました。
カナダのCAMICも、相互扶助には限界がなく、国境がないことを示すことを目標に、会員への呼びかけを開始しました。CAMICの目標は、この切実なニーズを支援する、会員団体が連帯した取り組みです。
ICMIF財団の詳細については、こちらをご覧ください。
ICMIF会員団体で、ICMIF財団に資金寄付をお考えの方は、ICMIF財団のリソース・モビリライザーのティナ・ブレイン(Tina Blain)まで連絡をお願いします。また、会員団体と協力して、スタッフによる同様の資金調達に取り組む機会も歓迎しています。ご協力いただいた場合は、共済による保障の提供や人々が貧困から、そして明るい未来に自分自身を救い上げることを助けるための教育とサービスの提供など、ICMIF会員団体やそのスタッフが集めた資金がインドの低所得者層を支援するためにどのように使われているかを定期的に報告書にしてお送りします。
*ICMIFチームウォークは、2021年7月31日に開催されている現在のCovid-19ガイドラインに沿って開催されました。ICMIF加盟団体がDHAN財団の募金イベントを開催したい場合は、事前に地元/全国のCovid-19ガイドラインまたは規制を確認する必要があります。
※ 文中の金額は1英ポンド=151.76円で換算
ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。
掲載日付2021.9.8