9月の初めに、AAM(l’Association des Assureurs Mutualistes、英語表記:Association of Mutual Insurers。相互保険協会)は、2か月のデジタル・コミュニケーション・キャンペーン「別の世界がすでに存在します:相互保険会社(Another world already exists: Mutual insurers)」を開始しました。このキャンペーンは、特に若者(18〜35歳)を対象に、相互扶助や相互保険会社について話ってもらうものです。
このキャンペーンは、AAMのメンバーが2020年にマニフェスト「私たちのミューチュアリストのコミットメント(Our mutualist commitments)」を採択したことを受けたもので、フランスの若者たちに相互扶助とそのモデルの妥当性と現代性についての認識を高めることを目的としています。
このキャンペーンは、マニフェストやキャンペーン専用のWebサイト、Facebookページ、Instagramアカウントなど、さまざまなプラットフォームで紹介されます。
ある調査によると、フランスの若者の80%が、Covid-19パンデミックによって重大な被害を受けたと答えています。しかし、AAMのキャンペーンによると、フランスの若者たちはより良い未来を信じることを決してやめませんでした。地球のために行動したり、ジェンダー平等のために戦ったり、より公正な経済への強いこだわりを持っています。AAMは、このキャンペーンの時期が適切であり、相互扶助モデルはフランスの若者にとって希望の波であると信じています。
インフルエンサー@Mybetterself氏と共同で「Good Impact Project」というタイトルのコンテストを開始し、相互扶助の価値観を具現化するプロジェクトを紹介しています。このコンテストでは、より公平で、より団結した、より責任感のある、より思いやりのある世界を促進するようなプロジェクトのアイデアを、若者たちから募集します。優勝したプロジェクトには、対する10,000ユーロ(129万2,200円)相当の賞金が与えられます。
「私たちの相互扶助モデルは、フランス人、特に若者たちにはあまり知られていませんが、民主的で参加型のガバナンスや社会的有用性の点で彼らの期待に応えています。私たちはそれをよりよく知られるようにするという目標を設定しました。」と、Association des Assureurs Mutualistes(AAM)のティエリー・マーテル(Thierry Martel)会長は述べています。
※ 文中の金額は1ユーロ=129.22円で換算
ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。
掲載日付2021.9.23