こくみん共済 coop が新たに子ども向けの防災・減災プロジェクトを開始しました。
2021年9月、こくみん共済 coop は、公益社団法人日本環境協会(JEA)が主催する子どもの環境活動団体「こどもエコクラブ」において、子どもたちとその家族に向けて防災・減災情報を発信する新たな学習プログラムを開始しました。この学習プログラムは、日本全国のクラブ会員に無料で提供されています。
このプログラムでは、子どもたちが大地震や台風などの災害によってライフラインが途絶える状況を疑似体験し、その中でどのように生き抜くかを学びます。また、新型コロナウイルスのパンデミックの期間中に、家族で有意義な時間を過ごすことも目的としています。
このプログラムでは、電気やガス、水道が使えない緊急事態に備えて、子どもたちにさまざまな方法・工夫を提供しています。子供たちは、最小限の材料で、地震による散乱物で足を怪我しないためのスリッパ、電灯、トイレ、食器などを即席で作る方法など、多くのことを学びます。また、学んだ内容や経験を記録し、他の子どもたちと共有することで、備えの重要性に関する理解を深めることができます。さらに、子どもたちが自然災害について理解を深めることは、日常のエネルギー使用やその他の環境への影響を考えること、環境のために自ら取り組んでみること、環境に優しい生活をすることにもつながります。
こくみん共済 coop の連携相手であるJEAがこの「こどもエコクラブ」を運営しています。このクラブは、3歳から18歳までの日本の子ども・若者なら誰でも参加することができます。クラブの目的は、環境問題への理解と知識を深め、環境問題に取り組む姿勢を養うことにあります。年間約10万人の子どもたちが参加登録し、これまでの累計会員数は270万人を超えています。
こくみん共済 coop は、「エコ住宅用専用火災共済」の仕組みを通じて、JEAを支援しています。オール電化住宅や太陽光発電住宅など、環境に配慮した住宅の所有者を対象に、共済掛金が割引となる火災保障を提供しており、その契約件数や事業実績に基づいて、2008年度以降、毎年、環境団体に寄付(2020年度 2,400万円)を行っています。JEAは、2015年からこの火災共済のプロジェクトの支援団体の1つとして、こくみん共済 coop と多くの取り組みにおいて連携しています。 例えば、日本全国のクラブ会員の交流イベントである「こどもエコクラブ 全国フェスティバル」)では、ブースを出展し、「エコ住宅専用火災共済」の仕組みを伝えています。また、各クラブの環境活動の成果をまとめた壁新聞や絵日記を表彰する「全国エコ活コンクール」では、「こくみん共済 coop 賞」を授与し、環境活動を行う子どもたちを応援しています。
ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。
掲載日付2021.10.14