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ユニヴェ(オランダ)は、アスベストの屋根を太陽光パネルの屋根に置き換える持続可能なエネルギープロジェクトを拡大しています

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「ユニークなコラボレーション」とは、ユニヴェ(Univé)が、パートナーである信用協同組合グループのラボバンク、グリーンエネルギーサプライヤーのグリーンチョイスとともに、オランダの持続可能なエネルギーの分野で大きな一歩を踏み出すという意欲的な計画です。目標は、農場やその他の事業所から有害なアスベストを使った屋根を取り除き、太陽光パネルを設置することです。ユニヴェの組合員は、これらの屋根からグリーン電力を適正価格で購入し、その一部を新たな太陽光パネルの屋根に使用します。これにより、さらなる持続可能性が期待されます。

オランダの事業所には約8000万平方メートルのアスベスト製の屋根があると推定されています。ユニヴェの最高財務責任者およびリスク責任者であるアルジェン・スクーテン(Arjen Schouten)氏は、「これは環境に良くないだけでなく、アスベストを含む事業所に保険をかけることが難しくなっていることから事業継続リスクにもなっています。 アスベストの除去には大きな費用がかかります。そのため、起業家の財布に悪影響を与えることなく、アスベストの屋根を太陽光パネルの屋根に置き換える、「Duurzame Zekerheid Univé」(Sustainable Security Univé:持続可能な安全性)プロジェクトを考案しました。このプロジェクトは、非常に成功しました。そのため、ラボバンクとの新しい段階に入り、さらに多くの起業家を支援できることを嬉しく思います。」と述べています。

ラボバンクのフード&アグリ・ネダーランドのディレクターであるカリン・ファン・フュー(Carin van Huët)氏は、「これは持続可能な未来に向けた大きな一歩です。ラボバンクは、すべての資金調達の仕組みを担っています。私たちが参加したことで、ユニヴェの組合員と同じように、ラボバンクのすべての組合員が「Duurzame Zekerheid Univé」を利用できるようになりました。その中には、アスベストの屋根が本当に問題になっている会社もあります。これは私たちが提供できる素晴らしい解決策です。会社の屋根がエネルギーネットワークに接続されたら、個人のお客様にもDuurzame Zekerheidが提供する持続可能なエネルギーを利用していただきたいと考えています。」と述べています。ヒュー氏は、エネルギーネットワークの容量はどこでも十分ではなく、補助金の減少と相まって、依然として重大な課題を引き起こす可能性があると指摘しています。

グリーンチョイスとの提携により、消費者はこれらの屋根から得られるエネルギーを適正な価格で購入することができます。エネルギー価格の一部は再投​​資されます。消費されるKWhごとに、少なくとも2%がアスベスト・フリーの太陽光パネルの屋根への投資に充てられます。顧客はグリーン電力を使用するだけでなく、自分自身の地域をより持続可能なものにすることにの貢献します。その点で、Duurzame Zekerheidはグリーンチョイスの使命と完全に合致しています。」と、グリーンチョイスのコマーシャルマネージャーであるポーリアン・ジュリッセン(Paulien Jeurissen)氏は述べています。「私たちはエネルギー転換を加速するだけでなく、誰もがそれから恩恵を受けるようにしたいと考えています。」

「Duurzame Zekerheidは、私たちの協同組合の特徴である地域密着型の方法で、オランダのエネルギー転換とその意欲に貢献しています。オランダでのDuurzame Zekerheidの普及を加速するために、ラボバンクとグリーンチョイスの専門知識を活用できることを嬉しく思います。ラボバンクとのユニークな協力を通じて、私たちは多くの農業起業家にアプローチしています。グリーンチョイスは、私たちが知っている最も環境に配慮したエネルギー供給業者であり、2022年末までに、少なくとも500事業所をアスベスト問題からエネルギー生産拠点に転換したいと考えています。」とスクーテン氏は述べています。

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

https://www.icmif.org/news_story/unive-to-scale-up-sustainable-energy-project-that-replaces-asbestos-roofs-with-solar-roofs/

掲載日付2021.11.1