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カプリコーン(オーストラリア)は組合員に記録的な利益戻しを行います

capricorn

多くの組織は会費を徴収する中、オーストラリア最大の自動車協同組合であるカプリコーン・ソサエティー(Capricorn Society)は、2021会計年度に組合員に記録的な7,100万豪ドル(56億8,213万円)を支払うという、まったく異なったやり方をとっています。

カプリコーン・ソサエティーは、ICMIFメンバーのカプリコーン・ミューチュアル(Capricorn Mutual)の親会社で、組合員とその仲間に保険のに代わる競争力のある代替手段を提供するために設立された非営利の相互保険会社です。カプリコーン・ミューチュアルは、自動車業界に特化した保障を提供します。

カプリコーン・ミューチュアルが提供するリスク保護の対象となる組合員は、2021年に初めて600万豪ドル(4億8,018万円)の「ロイヤルティ割戻し」を受けました。この前例のない割戻しは、相互保険会社に3年以上加入している組合員に報いるものです。

2003年にカプリコーン・ソサエティーの組合員専用に設立されたカプリコーン・ミューチュアルは、保険会社とは異なり、組合員の利益のみを目的にした非営利団体として運営されてる一任型の相互扶助団体です。一任型相互扶助会社として、カプリコーン・ミューチュアルの理事会は、組合員の入会、保護の範囲、請求の決定など、多くの裁量を行使します。
カプリコーン・ソサエティの会員に割り戻された7,100万豪ドル(56億8,213万円)のうち1,500万豪ドル(12億45万円)は、利用高配分として組合員のカプリコーン取引口座の割り戻されました。

この多額の一時金は、協同組合にとって成功した年の利益を直接還元するものです。カプリコーンの組合員に取引高割戻しが支払われるのは4年連続です。

カプリコーン・グループのCEOであるデビッド・フレイザー(David Fraser)氏は、この記録的な収益は協同組合の強さの証であると述べました。「昨年の今頃、協同組合の一員であることが、組合員がパンデミックを乗り切るのにどのように役立つかについて話をしていました。1年たった今でも私たちはCOVID-19とそれがもたらす不確実性に悩まされていますが、今年も記録的な利益を上げることができたことにより、カプリコーンの組合員としてあなたがどれだけ優れているかがはっきりしました。」

「昨年だけで2,700人以上の新規組合員が加わったことで、これらの収益はオーストラリア最大の自動車協同組合であるカプリコーンとともに成長し続けると確信しています。」
また、カプリコーンの組合員は、年間を通じて3,850万豪ドル(30億8,115万5,000円)のリワード・ポイントを獲得しました。カプリコーン・リワード・プログラムは、カプリコーンの取引口座を通した支払いについて、1豪ドル(80.73円)に対して1.5ポイントが還元され、100ポイントで1豪ドル(80.73円)なります。カプリコーン・リワードはオーストラリアで最も寛大なリワード・プログラムの1つです。組合員は、ポイントを使用してビジネス費用を効果的に割引きしたり、さまざまな商品やギフトカードと交換することができます。

また、カプリコーンの組合員は協同組合の持ち主として、7%のフルフランク配当により合計1,750万豪ドル(14億52万5,000円)を受け取りました(税制上の優遇措置を含めて10%の配当となります。)。

※ 文中の金額は1豪ドル=80.73円で換算

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

https://www.icmif.org/news_story/capricorn-gives-record-profits-back-to-members/

掲載日付2021.12.1