10月のバーチャルイベントで、CLIMBS(CLIMBS Life and General Insurance Cooperative)は、英国マンチェスターのロッチデール先駆者博物館(Rochdale Pioneers Museum)にある新しいCLIMBSのフィリピンコーナーの記念碑(memento)を公開しました。これは、すべてのフィリピンの協同組合員と協同組合への表彰であり、協同組合運動の発祥の地で歴史的な地位を固めるものです。
展示碑は、フィリピンにおける持続可能で強靭な協同組合運動の証です。これは、CLIMBSの組合員・オーナーやその他の関係者の取り組みや献身的な努力の集大成であり、CLIMBSの50周年を祝うにふさわしいものです。
ロッチデール先駆者博物館の協同組合遺産トラストのリズ・マキヴァー(Liz McIvor)マネージャーは、CLIMBS Institute of Management(CIM)とフィリピン協同組合連盟(NaFeCOOP)を通じてCLIMBSが主催したバーチャルイベント「協同組合トーク2021 – 21世紀の協同組合アイデンティティ」で、記念碑を発表しました。
マキヴァー氏は、協同組合遺産トラストの協同組合運動に対する歴史と重要性について話しました。協同組合の文化と運動は何千年にわたってフィリピンに根付いており、CLIMBSがフィリピンにおける両方の縮図となるのはふさわしいことです。
記念碑のデザインについて詳しくは、こちらをご覧ください。
「協同組合トーク2021 」で、フィリピン協同組合開発局(CDA)のジョセフ・”ジョイ”・エンカボ(Joseph “Joy” Encabo)長官が基調講演を行いました。
エンカボ氏はスピーチの中で、「強くで安定した協同組合は、組合員の信頼と信頼によって定義される。」と強調し、「私たち一丸となって働くのは、私たちがが直面しているすべての試練に共に対応できることを知っているからであり、そして私たちが一緒に笑顔で成功を感じ、それの喜びで私たちの心を満たされるからです。」と、共通の目標の下で団結することの重要性を強調しました。
バーチャルフォーラムでは、地元と世界のリーダー達が、イベントのタイトルとテーマに沿った、「協同組合の文化はあなたにとってどのような意味がありますか?」、「 協同組合の文化はCOVID-19パンデミックのような地球規模の問題の解決に役立ちますか?」、「協同組合運動はどのように持続可能なコミュニティを築くのでしょうか?」、「協同組合運動は、私たちが今日抱えている地球規模の問題のいくつかをどのように解決するかに関連する要因になるでしょうか?」といったトピックについて話し合いました
ICMIFからは、ビジネスインテリジェンス担当副社長のベン・タルファー(BenTelfer)氏がパネルリストに参加しました。セッショの中でパネリストは、21世紀を超えて協同組合運動を推進する上で、地域や世界的な問題や革新的な解決策に取り組み、次世代のリーダーの育成に焦点を当てました。
他のパネリストは、CDAの信用・金融サービス、銀行、保険、信用保証基金協同組合の責任者であるビダル・D・ビラヌエバ・Ⅲ世(Vidal D. Villanueva Ⅲ )事務次官とCDAのニール・カルバート(Neil Calvert )CEO兼プリンシパル、英国協同組合大学の国際プログラムマネージャーのサラ・オルドレッド(Sarah Alldred) 博士、メトロオルモックコミュニティ多目的協同組合(OCCCI)代表でCLIMBS議長のエルモ・マンシング(Elmo Manching)牧師、サンタ・クルス地域議長で信用開発協同組合(SACDECO)・COOP-NATCCO会長のアレクサンダー・ラケポ(Alexander Raquepo)氏、オロ統合協同組合(OIC)の研究開発およびマーケティング責任者のロイド・マドリアガ(Lloyd Madriaga )氏、青年研究所協同組合(タグム協同組合)議長のシャイン・ミランダ(Shine Miranda)氏、CLIMBS生命・損害保険協同組合理事長のノエル・D.ラボーイ(Noel D. Raboy)氏です。
ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。
掲載日付2021.12.13