LaCapitaleとSSQ保険の合併により誕生したベネバ(Beneva)は、健康と福利は組織にとって非常に重要であると述べています。そのために、ベネバは大きな変化を生み出し、人々に健康全般を促進・管理するために必要なツールを提供することに取り組んできました。ベネバは、すべてのカナダ人に安心を提供できるように、より多くの理解を得られるような革新的なプログラムを開発しています。
これが、ベネバがSSQ保険との協定に続き、健康研究センターである「ル・ポール・サンテ・HEC・モントリオール(Le Pôle santé HEC Montréal)」と提携した理由で、このパートナーシップの目的は、個人の幸福と職場での健全な健康・福利活動との関連を研究することでした。
最初の研究結果は2021年12月に発表されましたが、その結果は示唆に富んでいます。雇用主は従業員のメンタルヘルスを優先させる必要があります。
ベネバのグループ保険担当エグゼクティブバイスプレジデントであるエリック・トルーデル( Éric Trudel)氏は、次のように述べています。「これが、私たちが仕事でのアクティブな生活を通してプランメンバーをサポートするために、エンド・ツー・エンドで健康の連続性に基づいたアプローチを作成した理由です。」
調査から導き出された結論は次のとおりです。
健康と福利文化の存在
健康増進と福利の文化が根付いている企業は、良好なメンタルヘルスを育む環境を作り出すことができます。身体活動や健全な仕事と生活のバランスを促進することも重要です。それらは従業員のモチベーションを高め、メンタルヘルスにもプラスの効果をもたらします。
直属の上司のサポートが重要
従業員の健康と福利に対する直属の上司の役割の重要性は軽視できません。従業員の健康に大きな価値を置く思いやりのある上司は、彼らの健康と福利の目標を考慮します。管理職は、職場の健康と福利の実践が燃え尽きと欠勤に対する有益な効果をもたらすことを認識している必要があります。最初の結果から、直属の上司のサポートが燃え尽きと欠勤の可能性を減らすことを明らかにしています。実際、上司が提供するサポートが多ければ多いほど、従業員は職場の健康と福利プログラムに参加する可能性が高くなります。
報酬は重要ではないようです
健康と福利プログラムの一環としてフィットネス用品などのアイテムで従業員に報酬を与えることは、従業員の参加や職場の健康文化に対する彼らの認識に影響を与えないようです。
思いやりのある目的
SSQ保険は、Le Pôlesanté HEC Montréalと提携することにより、健康と福利への取り組みが医療費の請求と給付に与える影響を明らかにしたいと考えていました。同社の目的は、財務的、人的、社会的コストを削減し、パフォーマンスと生産性を向上させるための最も有望な管理戦略を特定することでした。
このプロジェクトは、デニス・チェネヴェルト( Denis Chênevert )氏とマリー・イヴ・ボーシャン・レゴー(Marie-Ève Beauchamp Legault)氏によって進められました。チェネヴェルト氏は、Pôlesanté(健康研究センター)のディレクターであり、HECの研究者および教授でもあります。ボーシャン・レゴー氏は、組織行動と人的資源管理に関する研究で現在博士号を取得中の教師助手です。
「この研究で得られた推奨事項の適用を選択した企業は、従業員の健康と福利の面で確実にプラスの利益を得るでしょう。」と、このプロジェクトを論文に含める予定のボーシャン・レゴー氏は述べています。
有形の結果
この研究には、多くの企業が調査に参加しました。
- 59社が健全な健康と福利の実践に関するアンケートに回答しました
- そのうち32社は従業員にもアンケートを行いました
- 2,828人の従業員がアンケートに回答しました
- データは2019年11月から2021年7月に集められ、質問のいくつかはパンデミックを踏まえて再検討されました
ベネバは、収集されたデータについて科学記事が公開されると述べています。参加したすべての企業に提供されたレポートに基づくワークショップが2022年春に予定されています。
ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。
掲載日付2022.1.13