スイス再保険は、 Swiss Digital Initiativeが立ち上げたデジタル責任に関する世界初の認証である「Digital Trust Label」 を受けた2社のパイオニアのうちの1社です。スイス・デジタル・トラ スト・ラベルにより、ユーザーは信頼できるデジタルサービスを簡単に知ることができ、デジタルサービスのプロバイダーは、信頼できる方法でデジタル責任を宣言できるようになります。スイス再保険の自動化された生命・健康保険引受システムである「Magnum Go」が、同認証を獲得しました。
スイス再保険は、デジタルリスクに対する認識と、デジタルの透明性と説明責任の向上に対する要求が高まっていると述べています。デジタル技術の可能性を最大限に引き出すためには、デジタル技術に対するの信頼を提供し、データが責任を持って処理されるという安心感を与えることが前提条件となります。
スイス再保険は、デジタル技術の複雑さを考えると、透明性だけでは信頼を築くのに十分ではないと考えています。また、デジタル技術の利用者の信頼を高めるためには、認められた規格が重要な役割も果たします。スイスにおいて各社が協力し、かつ包括的な方法で作成されたDigital Trust Labelは、ユーザーの観点から設計されており、組織にデジタル責任への取り組みを伝えるユニークな機会を提供します。
スイス再保険の再保険最高経営責任者兼グループ執行委員会のメンバーであるモーゼス・オジェイセコバ(Moses Ojeisekhoba)氏は、次のように述べています。「私たちは、デジタル責任に関して認められた基準を強く信じており、「スイス・デジタル・イニシアティブ」を全面的に支援します。金融サービス業界は、デジタルガバナンスの厳格な基準をさらに導入し、推進する必要があります。私たちは、データ保護、プライバシー、セキュリティが、顧客のデジタルサービスへの信頼性を確保するための鍵であると考えています。」
スイス再保険は、保険会社が自社の販売プラットフォームに統合して、生命保険の申し込み手続きを簡素化することで保険購入体験を向上させることができる引受自動化システムである「Magnum Go」の認証に成功しました。「Magnum Go」は、引受のための主要なソフトウェア(Software as a service solution、SaaS)で、「Digital Trust Label」は、提供されたシステムが信頼できるものであり、保険加入手続きにおける引受プロセスが信頼できることを、スイス再保険の顧客へ保証するのに役立ちます。
ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。
掲載日付2022.1.18